心優しき巨人の生き方 ジャイアント馬場はなぜキャデラックに乗り続けたのか

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 巨大な片足で相手を倒せば「16文キック」。両足でドロップキックを放てば「32文人間ロケット砲」。その存在はもちろん、日本でプロレス人気を築き上げた巨人として、誰もがその名を知るジャイアント馬場(1938~1999)。晩年の、ややもすればスローモーな馬場を知る方も多いかも知れませんが、往年のファイトは壮絶そのもの。大流血アリ、60分フルタイムドローの名勝負あり……。でも、素顔の馬場は、とてもレスラーとは思えない性格だったとか。朝日新聞編集委員・小泉信一さんが様々なジャンルで活躍した人たちの人生の幕引きを前に抱いた諦念、無常観を探る連載「メメント・モリな人たち」。...

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