車中で運転手を務める秘書の表情に難クセ…パワハラ疑惑の「加藤鮎子」こども相に、まだある問題言動

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 退職した秘書は10人以上、農道を90kmで爆走、寝坊して秘書に逆ギレなど、10月6日発売の「週刊新潮」では今秋の内閣改造でこども政策担当大臣に抜擢された加藤鮎子衆院議員(44)の数々のパワハラを報じた。しかし、鮎子氏にはほかにも問題言動がある。

秘書による「モーニングコール」

 2014年、父の紘一氏が倒れた後に衆院議員に初当選した鮎子氏。自身の秘書への“当たり”がきつく、かねて秘書が大量退職していると囁かれてきた。週刊新潮が独自に調査したところ、その数はこれまでに10人以上、半年で4人の秘書が退職してしまったこともあった。

「鮎子さんは気分の波がとても激しく、スケジュール通りにことが運ばないと不満が態度にでてしまう方なんです」

 とは元秘書の談。事情を知る後援会関係者によれば、一日のスケジュールは秘書による「モーニングコール」で始まり、朝の弱い鮎子氏は寝坊すると秘書に逆ギレしたり、何度も電話すると「生活を邪魔しないで」と嫌味を言ってくる始末だった。挙句、寝坊の時間を取り戻すために、農道で90kmを出させるスピード違反を強要していた。

 その後援会関係者が証言する。

「秘書への指示は細かく、例えば、地元の後援会の会議に秘書が代理出席する場合、秘書に毎回細かくレポートを書かせて、提出させていました。鮎子さんは秘書に“重要だと思ったものやトレンドはしっかり押さえて”と指示し、会議の様子の写真もちゃんと撮るように、と。ちょっとミスをすると詰められたそうです。ただ、レポートを鮎子さん本人に出しても流し見だったそうで……」

支援者を駒としか見ていない

 勉強不足だったから、というわけではないだろうが、演説も今一つだという。

「正直演説は下手です。臨機応変にその土地に合わせた話題ができないんですね。かつて、安倍晋三元総理が絡んだ『森友学園問題』が大きな話題になっていたときに、山間の農家の方を相手にした演説で、森友問題の話をしていました。確かに当時のトピックではあるものの、エリアも違うし、ほかに話すべきことがありますよね」(同)

 あるベテラン秘書は鮎子氏を“ポンコツ”と評していた、と別の地元の支援者が言う。

「選挙になってもとにかくスタッフが集まらない。父の加藤紘一さん時代の婦人会みたいな方々がボランティアとして手伝ってくれるものの、その方々ももう70歳を超えているので、辞めたいと漏らす方もいます。そうした方を無理矢理引き留めていました。後援会幹部も紘一さん時代からのつながりの方が多く、比較的若い方でも親が後援会幹部で2世だったりとか。その割に鮎子さんは後援会幹部の悪口も言いまくっていました。ある後援会幹部を“あの人は後援会長になるタマじゃないわね”とか“人望がないの”とか。また、家族ぐるみで親しくしていた支援者のことは“彼は広報には使えるんだけど地域に根差している人ではないからその意味で使えないのよね”と一刀両断。支援者を駒としか見ていないんです」

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