ジャニーズ会見の司会で批判を集めた松本アナ 女性スタッフへの問題行為で「のど自慢」降板の過去

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なぜ仕切りの会社が変更に?

 さるPR会社の幹部がこれまでの経緯をこう明かす。

「これまでは藤島ジュリー景子前社長(57)と親しい女性が代表のPR会社が広報を取り仕切っていた。ですが5月末に再発防止特別チームが立ち上がった前後に、会見の対応はボックスグローバル・ジャパンというコンサル会社が請け負うようになりました」

 ボックスは実際、6月12日と8月29日の再発防止特別チームによる会見を取り仕切った。では、FTIに会見の仕切りが切り替わったのはなぜか。

「ボックス前社長の野尻明裕氏が、西村あさひ法律事務所の木目田裕弁護士と東大法学部の同窓生の間柄でジャニーズ案件を受注していた。野尻氏は6月末にボックスを退社し、FTIにシニア・マネジング・ディレクターとして移籍しており、それに伴ってジャニーズの案件もそちらに移った。9月の会見もFTIが取り仕切っていました」

マスコミ対応の素人

 その野尻氏は東大法学部から財務省に入省するも、商工ローンを経て、コンサルに転職した変わり種だ。

「野尻氏が率いていたボックスは、大塚家具から排除された父親の危機管理も担当したものの、うまくいったとは言い難い。政治家へのロビイングには熱心ですが、危機管理やPRのプロとは到底いえません」

 要はマスコミ対応の素人が、愚行で炎上拡大を演出してしまったのである。

 野尻氏に質すと、

「担当者の一人が、会見当日に顔写真入りリストを新たに作成して、司会や現場のスタッフと共有しました。ジャニーズ事務所様に相談などしておらず、弊社の独断でした。(中略)私には当然管理監督責任がございます。大変申し訳ございませんでした」

ハラスメント気質

 だがしかし、問題はリストの作成だけにとどまらない。

「FTIは、“1回目と違う司会者を探して”とのジャニーズの意向を受けて、元NHKの松本和也アナ(56)を司会に選任したのですが、今や批判の矛先は松本アナにも向いている。彼は騒動後に〈リストはないものとして進行することに決めました〉とコメントを出したのですが、リストは手元にあったとも認めており、説明に整合性が取れていません」(前出・PR会社幹部)

 その松本アナについて、NHK幹部が声を潜めて“過去の疑惑”を打ち明ける。

「松本アナは灘高から京大卒業後、地方局を経て東京アナウンス室に配属されたエース。紅白歌合戦の総合司会のほか、大河『北条時宗』や『ダーウィンが来た!』のナレーションなどの実績がある。一方でハラスメント気質があり、スタッフからは嫌われていた」

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