ジャニーズ問題で注目、新浪サントリー社長の凄絶パワハラを元部下が告発 「携帯を投げつけ部下が骨折」「月に3回は携帯を壊していた」

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ストレスで尿が出ないように…

 新浪氏による「パワハラ加害」の事例は他にもある。

「運営本部のある幹部は、来る日も来る日も新浪に“前年比売り上げ何%上げるって言っただろう!”などと数字について詰められていました。会議の時は必ず、電話でも毎日のようにプレッシャーをかけられていました」

 そう明かすのは、ローソンの元役員。

「ある時、その幹部とトイレで一緒になると、一体いつまでトイレにいるのかっていうくらい長い時間いるので聞いてみたら“尿が出ない”と。別の日にもトイレであさっての方を向いてトローンとした目でボーッとしていたので声をかけたら、“いや、ストレスで……”と言っていました。連日新浪に詰められたせいで精神的に参って排泄障害になってしまったのです」

 新浪氏の「パワハラ加害」の被害者たるこの幹部氏は、ある地方の店舗を束ねるスーパーバイザーを務めていた時、店で泥棒を捕まえて新聞に載った。それを見た新浪氏が幹部として登用したという。

「この幹部は課長、部長、役員、とトントン拍子で出世しました。でも彼は新浪が社長になってから一気に老けましたし、排泄障害のせいで腎臓を悪くしたのか、一時期顔がドス黒くなっていました。ただし、新浪がいなくなってからは“尿の出が良くなった”とホッとしていましたよ」(同)

 新浪氏によるパワハラを耐え忍べば、出世の道が開ける。一方のジャニーズ事務所でも、ジャニー氏のセクハラを我慢しなければスターになることはできない。奇妙な類似点である。

「担当者がいない」

 本誌(「週刊新潮」)10月5日号でも、新浪氏のパワハラ気質がひどく、ローソン幹部クラスでのあだ名が“荒波”であったことなどについてお伝えした。記事掲載前、新浪氏にはサントリーを通じ、パワハラの件も含めて取材申し込みをしたが、期日になっても「担当者がいない」を繰り返して取材から“逃げた”。サントリーのような日本を代表する大企業が、別会社時代の行為とはいえ、社長の「パワハラ」について問われて何も回答しないなど、信じ難い対応である。他の会社の「ガバナンス」を心配している場合ではないのではないか。

 改めて新浪氏の「携帯投げつけ」などのパワハラについてサントリーを通じて取材を申し込んだところ、ローソン幹部への「携帯投げつけ」が日常化していたことや、骨折した幹部やストレスで排泄障害になってしまった役員がいたのではないか、といった問いに、

「事実無根です」

 とした上で、

「貴社の取材依頼書に記載されている質問には、多分に事実に反する内容が含まれており、(中略)貴社の記事において虚偽の事実が掲載されたこと等により、弊社又は弊社の代表取締役社長である新浪剛史個人の名誉が棄損された場合には、直ちに刑事及び民事上の法的措置を講じる所存です」

 と、裁判をチラつかせるのだ。

 社長によるひどいパワハラ、すなわち人権侵害について問われているのに、こんな回答で大丈夫だろうか。これではジャニーズ事務所同様、海外では“ネガティブな反応”となるのではなかろうか。

“あんたが言うな”

 その言葉が飛び出した、日本記者クラブで行われた会見で、新浪氏はジャニー氏の性加害について改めて触れただけではなく、

「国民皆保険ではなくて、民間がこの分野を担っていったらどうかと思います」

 と提案し、物議を醸す事態となっている。

「新浪さんは新自由主義が全盛だった時代にアメリカに留学しているのでそれに基づいた考え方が色濃い。が、今では環境問題や格差など、その弊害を指摘する声の方が多い。そんな中、新自由主議の象徴のような“国民健康保険民営化”に触れるとは、何らかの思い入れがあるのでしょう」(全国紙経済部記者)

 新浪氏の下で働きたくない、と考えてローソンを辞めたという元管理職は、

「新浪の言うことってすごく薄っぺらなんですよ。ジャニーズへの発言についても、“どの口で言うんだ”“あんたが言うな”と思いますね」

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