「お母さんに楽をさせるために高校卒業前に入門した孝行息子」 秋場所の主役・熱海富士の「愛されキャラ」な素顔とは?
大関・貴景勝の注文相撲に屈し、史上最速となる“初土俵から18場所での初優勝”を逃した熱海富士朔太郎(21)。地元・熱海の人々に取材すると、家族思いで“愛されキャラ”な素顔が見えてきた。
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優勝決定戦後、支度部屋に戻って足のテーピングを外しながら、まるで負けてしまった自分を責めるかのようなぶぜんとした表情で言葉をひねり出した。
「本割で負けて、決定戦で負けて……悔しいです」
それでも、間違いなく秋場所の主役だった。...