巨人は2年連続Bクラスの屈辱 2人の原側近はA級戦犯、小林誠司は被害者という声が上がるチーム事情

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女房役の獲得が急務

 再び阪神と比較すれば、チームの若返りが優勝に大きく寄与したのは言うまでもない。とある阪神のファンサイトによると、今シーズンの開幕スタメンは、阪神の平均年齢は2番目に若い26・4歳。巨人は29・6歳でワーストの12位だったという。

 広澤氏は、ヤクルト時代は野村克也氏(1935~2020)、阪神時代は星野仙一氏(1947~2018)という名将2人の下でプレーした。2人のコーチに対する“人心掌握術”を振り返ると、原監督が成すべきことが見えてくるという。

「野村監督はコーチ陣も平気で叱り飛ばしていました。説教は徹底して論理的で、コーチも対応に必死です。余計な忖度をする暇などありません。結果、コーチの本音を引き出しました。星野監督は全権をコーチに与えました。数カ月待って結果が出ないとコーチにカミナリが落ちますが(笑)ご自身が投手でしたから、投手育成はこだわりがあったと思います。それでも投手コーチに全てを任せていました。あれはなかなかできないでしょう。そして原監督には、頼れる“女房役”がいないと思います。もし来シーズンも続投だとしたら、原監督と同世代か年上で、何でもズケズケと言い、なおかつ明るい性格のヘッドコーチを招聘できたら理想的でしょう」(同・広澤氏)

デイリー新潮編集部

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