巨人は2年連続Bクラスの屈辱 2人の原側近はA級戦犯、小林誠司は被害者という声が上がるチーム事情

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セもパも捕手を“併用”

 選手の采配に目を転じると、広澤氏が今シーズンの巨人で気になったのは、小林誠司捕手(34)の“冷遇”だという。9月28日現在(以下、同)、大城卓三捕手(30)は131試合に出場。一方、小林は21試合にとどまった。

「捕手としての小林くんに様々な意見があることは知っています。ただ、大城くんも安心して1年を任せることができる捕手ではありません。打撃成績は立派ですが、リードもキャッチングも巨人の正捕手に相応しい実力ではないでしょう。大城くんと小林くんを使い分けたほうが、巨人は波に乗れたのではないかと思う場面がありました。それに比べてセ・リーグを制した阪神は、以前から梅野隆太郎くん(32)と坂本誠志郎くん(29)の2人捕手制を採用していました。これが功を奏し、8月中旬、梅野くんが骨折で離脱しても、阪神の屋台骨が揺らぐことはなかったのです。興味深いことにパ・リーグを制したオリックスも、今シーズンは森友哉くん(28)と若月健矢くん(27)の2人の捕手を併用してシーズンを乗り切りました」(同・広澤氏)

「秋広が」と「秋広も」の問題

 3人目の戦犯として桑田ファーム総監督の名前を挙げた理由は、「巨人の生え抜き選手が全く育っていないから」だという。

「一体、巨人は何年前から『深刻な投手陣のコマ不足』と指摘されているのでしょうか。セカンドと外野の問題も常に議論されています。私は日テレジータスで二軍の試合もチェックしていますが、巨人の育成力は深刻な状況だと言わざるを得ません。先日、大学野球の関係者と話したのですが、『巨人の三軍と試合をしても何も学ぶところがない。できれば止めたい』と本音を漏らしていました。プロを目指す大学生のほうが成長に貪欲でモチベーションが高いのに対し、巨人の三軍選手はハングリーさに欠けるとのことでした」(同・広澤氏)

 昨シーズンは1試合しか出場がなかった外野手の秋広優人(21)が、今シーズンは118試合に出場を果たしている。

「秋広くんは才能がある選手だと思います。ただ、巨人は“常勝軍団”を目指しているはずでしょう。それなのに『有望な新人は秋広選手』では寂しすぎます。『秋広選手“も”有望な新人です』と言えなければ駄目です。秋広くんクラスの新人が何人も二軍から上がってこないと、巨人再建は厳しいはずです。桑田ファーム総監督の奮起が求められるのは言うまでもありません」(同・広澤氏)

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