「VIVANT」豪華キャストの中で異彩を放つ飯沼愛 凄腕ハッカー役の若手女優は「末恐ろしい」と評価されていた

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 回を重ねるごとに衝撃の展開が繰り広げられ、夏ドラマ最大の話題作となっているTBS「VIVANT」(日曜夜9時)。主演の堺雅人を筆頭に、阿部寛と二階堂ふみ、二宮和也、松坂桃李、役所広司ら主演級の役者陣が顔を揃えたことでも注目を集めている。そんな豪華キャストの中で異彩を放っているのが、現在20歳の若手女優・飯沼愛だ。

 彼女が演じる太田梨歩は、主人公・乃木憂助(堺雅人)が務める会社で財務部に属する会社員。登場した当初は、乃木が犯人と疑われた誤送金事件で真犯人と目される1人に過ぎなかった。しかし、その正体が世界で暗躍する天才的な凄腕ハッカーと判明すると、飯沼の注目度も一気にアップした。今回はそんな飯沼愛について探ってみたい。

悩み抜いた末に締め切り間際で応募

 飯沼は2003年8月5日、香川県で生まれた。出身校の高松商業高等学校は、春夏各2回の優勝がある高校野球界の古豪である。スポーツ万能な飯沼は、身長155センチと小柄ながらバスケット部に所属していた。

 勉強面でも充実し、普通の学校生活を送っていた飯沼だったが、漠然と「教師になりたい」と思っていた。芸能界と最初に接触したのは高1の夏休み、遊びに行った大阪でスカウトを受けた時だ。当時は特にやりたいとは思わなかったが、そういう道もあるのかと考え始めるようになった。

 1年後、改めて進路を考える時期になり、大学に進学するか迷っていたときに大阪での出来事を思い出した。また広告でオーディション番組の告知を目にする。それがTBSの「TBSスター育成プロジェクト 私が女優になる日」だった。

 飯沼は上白石萌音と橋本環奈に憧れており、また森七菜主演のTBSドラマ「この恋あたためますか」(2020年)にちょうどハマっていた。その後も「私が女優になる日」の広告を何度も目にする機会があり、悩み抜いた末に締め切り間際で応募を決めた。すると応募総数約9000人のオーディションを勝ち抜き、最終候補の10人に選出される。

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