石田純一の姉(72)が都内マンションで「孤独死」していた 熱中症が原因か 第一発見者となった石田が語る「無念」

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 石田純一(69)の姉で音楽家の石田桃子さんが、9月1日までに、東京都・練馬区の自宅マンションで亡くなっていたことがわかった。72歳だった。現場の状況から死因は熱中症による孤独死だったとみられる。第一発見者となった石田が、突然訪れた不幸を語った。

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インターフォンを押しても反応がない

 桃子さんは石田のたった一人のきょうだい。幼少期に石田とともに、NHKのアナウンサーだった父親の転勤で渡米し、現地でピアノを学んだ。帰国後は桐朋学園大学音楽学部を卒業し、作曲家・歌手として活動してきた。「石田純一の姉」として、多数のテレビ出演歴があり、2015年には二人でライブアルバムも発表している。

 同じマンションの住人が振り返る。

「私も彼女からお誘いを受け、何度かコンサートを観に行かせてもらったことがある。親しくなった後、『実は石田純一の姉なの』と打ち明けられました。桃子さんは長い間、このマンションでずっと一人住まいです。1カ月くらい前に、自転車を押しながら坂道を登るところを見かけた時はお元気そうでした」

 だが、先月末頃から周辺では異変を訴える声が出始めたという。

「『最近、桃子さんの姿を見かけない。インターフォンを鳴らしても反応がない』という住人がいて。私も8月31日にその住人に声をかけられ、部屋の前まで様子を見に行ったんです。でも、扉の向こうで反応がない。我々では開けることができないので、親族に連絡を取らないといけないという話になって……」(同前)

クーラーが故障した

 そして、9月1日午後になって石田が現れたという。

「石田さんはよほど慌てていらっしゃったのでしょう、短パンにTシャツ姿だった。警察官の立ち会いのもと、鍵屋さんを呼んで部屋を開けてもらうと、中で桃子さんはすでに亡くなっていた。死因は熱中症で、死後数日が経過していたと聞いています」(同前)

 石田本人に取材を申し込むと、電話取材に応じてくれた。だが、突然過ぎる別れを前にまだ心の整理がつかない様子で、終始、混乱した話しぶりだった。

「(発見の)1週間くらい前に姉の友人から、様子がおかしいと連絡を受けていたんです。私も何度も電話してみたんですが、全く連絡がつかない。その後、友人が『いよいよおかしい、親族が来ないと警察も動いてくれない』というので、慌てて駆けつけました」

 最後に会ったのは7月末くらいで、桃子さんから「クーラーが故障した」との連絡を受けた時だという。

「たまたま家の中に使っていないクーラーがあったので、それを持っていったのですが、事情があって設置するところまでは見届けられなかった。『必ずちゃんと業者を呼んで設置するように』と言って帰ったのですが……」

 石田が届けたクーラーは、部屋の中で未使用のまま置かれた状態だった。

「『業者を呼ぶお金が足らないならばこっちで用意するから、クーラーの設置だけはお願いします』と口を酸っぱく言っていたんですが……、あれを見た時は残念な気持ちで……」

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