吉本興業の社長会見の評判はさんざんだったものの、「ではああいう場で流暢にしゃべれますか?」と聞かれると、「もちろん」と言う人は少ないだろう。「私はしゃべりが得意です」と胸を張って言える人はそう多くない。いたとしても、周囲がそう思っているかは保証の限りではない。
口下手というのは、古来より変わらない悩みのタネである。ちょっとやそっとの練習や準備で能弁になれるわけがない。では、口下手を前提にしてコミュニケーション力を向上させることはできないか。フリーアナウンサーの梶原しげるさんの著書『ひっかかる日本語』から打開のヒントを見てみよう。...
こんな記事も読まれています
初対面の人との「気まずい沈黙」解消法 リスクの少ない話題とは?
初対面やそれに近いくらいよく知らない人と二人きり、というシチュエーション。「他人と話すのが何よりも楽しい!」という社交的な人は別として、しばらく「気まずい沈黙」が流れるのが普通である。
そんな時にどうするか?
『会話のきっかけ』(梶原しげる・著)には、こうした気まずい沈黙解消法が書かれている。初対面の人との第一声をどうするか、ということである。
同書によれば、外国人の場合、初対面でもずけずけ相手に質問をしてくることが珍しくないという。アメリカ人や韓国人には「仕事は何だ?」「いくら稼いでいる?」「結婚しているのか?」「恋人はいないのか?」とぐいぐい聞いてくる人もいるそうだ。...
つづきを読む