ヘンリー王子来日、招聘したのは新興宗教「ワールドメイト」教祖の深見東州だった 気になる報酬は?

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 YOUは何しに日本へ? 人気番組のタイトルではないけれど、そうつぶやきたくもなる。英国王室を離脱したお騒がせなヘンリー王子(38)が、8月9日に来日。メディアは“スポーツイベントに参加”と報じるが、ホントに何しに来たのか。

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「王子、最近はアメリカでも影が薄いんですよ。髪も薄くなっているから、ちょうどいいんですけどね」

 とはテレビプロデューサーのデーブ・スペクター氏。

 2020年、故郷を捨てて妻のメーガン妃(42)と渡米した王子の存在感がないとはどういうことか。

「二人はハリウッドで影響力のあるパワーカップルになるべくカリフォルニアにやってきた。ところが、インタビューや自伝で王室批判を展開するも間違いを数多く指摘され、逆に王室の好感度が上がったほど。今年6月には世界的ネット配信企業との2千万ドルに及ぶ契約も解除された。同社幹部に“ギャラ泥棒”呼ばわりされる始末で、要はネタ切れなんです」(同)

 アメリカ人が求める“セレブファミリー像”にもマッチしていないとか。

「二人は子どもを表に出しませんが、そのことをアメリカ人は“何サマだ”と受け取っている。よりビッグなマライア・キャリーやマドンナは子どもを隠したりしない。そのほうが親しみが湧くんですよね」(同)

 商売は上がったり、英国ではウソかマコトか“王室に戻りたい”と明かしているなどとも報道されている。そんな折も折の来日だった。

 王子が参加したのは「ISPS・スポーツの力・サミット」なる催しである。

“訴訟カルト”からサブカル親父へ

 主催の「ISPS」とは聞きなれないが、「国際スポーツ振興協会」のことで、会長は半田晴久氏(72)が務める。半田氏は、宗教法人「ワールドメイト」の深見東州教祖と言ったほうが通りがいいかもしれない。

「深見教祖は出版社のほか、予備校の『みすず学苑』を経営したり慈善団体を設立したりと、手広い活動で知られています」

 そう解説するのは宗教ジャーナリストの藤倉善郎氏。

「かつては批判的な記事を書いた媒体を訴える“訴訟カルト”でしたが、いまは愛嬌のあるヘンなサブカル親父というイメージが強いかもしれません」(同)

 そう、猿に扮したキャラに“早慶オチザル”と名付けるような、気恥ずかしいダジャレ満載の広告を新聞や電車内で目にしたこともあろう。

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