“さっしー”移籍に「どう接したら…」本村碧唯が語るHKT48の12年 卒業&引退で“日本のアイドルの課題”に挑む

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女子校だったHKT

――HKTのグループの雰囲気ってどんな感じなんでしょう。

 リアルな女子校ですね。女の子では珍しいかもしれませんが、あまりグループがなくて、楽屋でも全体でしゃべっている感じです。特に村重(杏奈)がいた時は楽屋でずっとボケているので、突っ込む子もいてすごくうるさかったと思います。

 村重は楽屋で受けたことをステージに持っていくんですよ。でもメンバーが優しすぎるのかもしれないんですが、いざ本番で披露したらシーンとなった時にうちらのことを睨むんですよ。「面白くないじゃん」みたいな(笑)。そういうのも楽しかったですね。

――メンバー同士で喧嘩したりとかは?

 私は喧嘩はあまりしたことなくて、見ている側でした。でも初期の頃は本当に訳分からない喧嘩が多くて。若田部遥がゴミの分別にめっちゃ厳しかったんですよ。いつも掃除する時にゴミ箱を見て「これ入れたの誰!」って怒ってましたね(笑)。

――まさに学校ですね。でもお話していると本村さんがHKTを本当に好きなのが伝わります。そんな愛するHKTを2022年11月26日のライブで卒業を発表しました。いつ頃から卒業を考えていたんですか?

 2021年のHKT48の10周年ライブの際、楽屋が1期生だけだったんです。自然と今後についての話になって、その時はみんなが考えている卒業のタイミングを聞きながら「私は最後の方だな」と考えていました。

 私は明確に次へ進む道が見えないと一歩踏み出せないタイプなんです。やりたいことはあるけれど、どうやればいいか、10周年のタイミングでは模索中でした。

 昨年の11月の11周年ライブまでにたくさんの人に相談し、ヒントをもらう中で次に進むべき道も見えてきた。後輩のHKT48メンバーの成長も感じていたので、タイミングが来たなと思って卒業を発表しました。

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