望月衣塑子記者の「国会不規則発言」 鈴木宗男議員は「東京新聞の取材パスを全て取り上げるべきだ」 社内でも「上層部の責任」と批判噴出

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立民・共産の議員は「聞こえなかった」

「私の視線など意に介さず、彼女は拳を振り上げながら『そうだ!』を繰り返していました。明らかに立憲民主党、共産党のシンパとして彼女はあの場で取材していたのです。私は30年間、国会議員をして参りましたが、あんな記者を見たのは初めてです。新聞がそれぞれの立場から社説などで主義主張を訴えることは結構なことです。けれど、報道は公正公平にやるべき。国会を軽視した彼女の尊大な振る舞いは許されない」

 鈴木氏はその後、自身が質疑した際に「許せないのは、東京新聞の望月という記者が何回も発言していた。厳重注意なり、ルールを守るべく正してもらいたい」と発言。閉会後に開かれた理事会でもこの問題は議題に取り上げられ、調査することが決定した。

「立民や共産の委員は『聞こえなかった』などと言っていますが、他にも何人もの人たちが彼女の不規則発言を聞いています。しかも、彼女は常習犯で、以前も法務委員会で同じことをやっていたこともわかった。これは彼女に取材パスを与えている東京新聞の責任です。連帯して東京新聞記者全員の取材パスを取り上げるべきくらい重大な問題だと考えています」

同僚記者も「膿を出すべき」「恥ずかしい」

 今回の問題に関しては、社内でも批判が噴出している。デスク級の記者は「望月氏を甘やかし続けてきた上層部の責任だ」と語気を強める。

「記者が国会を取材中、特定の政党に同調する発言をするなど言語道断です。彼女が活動家と思われかねない取材をしてきたことはこれまで外部から幾度も指摘されてきたにもかかわらず、上層部はずっと彼女を庇い続けてきた。この際、社内でも徹底した調査を行い、膿を出すべきだ」

 若手記者もこう語る。

「あれは記者の振る舞いではありません。東京新聞の記者がみんな彼女と同じだと思われるのは、はなはだ迷惑で恥ずかしい。なぜ彼女だけ、あんな自由奔放な取材を許されるのか理解に苦しみます」

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