御成婚30周年 82歳「皇室追っかけおばちゃん」が語る“雅子さまの変化” 下田駅で起きた奇跡とは

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 天皇陛下と皇后雅子さまの結婚の儀が行われたのは1993年6月9日。つまり今年は、おふたりがご成婚されてから30年という節目にあたる。両陛下をウォッチし続けてきた皇室ファンは少なくないが、“追っかけおばちゃん”としてメディアでもその名が知られているのが白滝富美子さん(82)だ。おふたりが行幸啓(ぎょうこうけい)の際、沿道には必ずと言っていいほど白滝さんの姿があった。皇室を追い続けた30年を振り返ってもらった。

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白滝:あっという間でした。30年も経ったという気がしません。

――そもそも、雅子さまを追っかけるようになったきっかけは何だったのですか。

白滝:皇太子殿下がご婚約された時、テレビは小和田雅子さんのご自宅前から中継していました。すると、「東急目蒲線(現・目黒線)の洗足駅から歩いて10分」という説明がありました。駅から近いのなら私もちょっと行ってみようかと思ったのがきっかけでした。

――すぐに雅子さまに夢中に?

白滝:最初はそれほどでもありませんでした。当時は、ご婚約なさってお妃教育に通われた時で、雅子さまの表情も硬かった。車に乗られても、窓を開けてくださるわけでもありませんでしたし……。

――それは無理もない。

白滝:だから当時の写真は、あまりいいものがありません。そもそも家族を撮るために買った安物のカメラだったので、動いている自動車に向けてもピンボケばかりでした。あの頃はフィルムだったから、現像してみないと結果がわからない。またダメだ、またダメだの繰り返しでしたね。それで、娘の夫からキヤノンの大きいカメラ、一眼っていうの? それを借りたんです。するとピントも合ったし、雅子さまのお顔もちゃんと見ることができたんです。ご成婚なさって、雅子さまが笑顔を見せてくれるようになってからは、夢中になっちゃいました。

――神奈川県に住む白滝さん、週5日は都心に通っていた時期もあったという。

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