本格的な事情聴取始まる「市川猿之助」心中事件 警視庁の捜査に立ちはだかる「3つの謎」

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いまだ不明の両親の「死の経緯」

 現在、注目を集めているのが25日発売の「週刊文春」の報道だ。〈両親はそれぞれ十錠ほど(睡眠導入剤)を口に含むと、間もなく意識を失った。猿之助は部屋にあったビニール袋を手に取り、その顔に被せていく〉と、一家の最期の瞬間について詳細に描いている。

「ご両親から検出された向精神薬は大量に摂取しなくても死亡する可能性のあるものだったことが分かっていますが、それでもビニール袋を顔に被せたとなると事件の様相は変わってきます。文春報道の真偽は私には判断のしようもありませんが、中毒死という司法解剖の結果も踏まえ、問題は高齢のご夫婦が一体どうやって薬を服用して自ら死を選んだのか、です」(前出・小川氏)

 猿之助さんの両親が死に至った経緯こそ、3つ目にして最大の謎という。

「裏付けも含めた事件の全容解明には長期戦の覚悟が必要となるかもしれません」(同)

 捜査の進展のカギを握るのは、猿之助さんの「供述」であるのは言うまでもない。

デイリー新潮編集部

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