妊婦、赤ん坊も容赦なく処刑…北朝鮮の残虐行為に向きあおうとしない韓国「左派政治家」の呆れた言動

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左翼野党は「一方的な主張しかない」

「北朝鮮人権報告書」が公開されて以降、「共に民主党」では沈黙を守っているが、北朝鮮庇護で一貫する彼らの立場は変わっていない。

 4月3日、国会対政府質疑で「共に民主党」所属の金炳周(キム・ビョンジュ)国会議員 は、報告書の公開を決めた権寧世(クォン・ヨンセ)統一部長官に「証言は過去の記憶で事実と異なる可能性があるため、報告書ではなく脱北被害者の『証言録』のほうが正しくないか」と述べた。これに対して権長官は、「報告書製作中に事実の可能性が低く、拉致被害者の記憶とは少しでも違う記載を排除した」と答えたが、金議員は納得しなかった。

“被害者の証言”をめぐる「共に民主党」の態度は、日本にも無関係ではない。なぜなら彼らは、「慰安婦の強制連行」について「生きている被害者が証拠」と主張していたからだ。日本政府の「信頼できる証拠がなく、一方的な主張しかない」という見解を否定し、日本は過去の歴史を反省せず謝罪しないと声高に語っているのだ。

 にもかかわらず「北朝鮮人権報告書」では、「被害者の証言は一方的な話で100%信頼できない」というのだ。しかも慰安婦問題と異なり、こちらは2014~2020年という比較的最近の出来事を経験・目撃した人びとの証言も盛り込まれている。この矛盾を指摘する声は多い。

ノ・ミンハ(現地ジャーナリスト)

デイリー新潮編集部

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