「まつも to なかい」が早くも窮地に…他局からは「香取慎吾の初回は例外。番組には構造的な問題が」

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2人だけで成立する番組

「著名人のトーク番組といえば、笑福亭鶴瓶さんの『A-Studio+』(TBS)や山崎育三郎の『おしゃれクリップ』(日テレ)を成功例として挙げることができますが、どちらもゲストを引き立たせるのが目的ですから、ホストは裏方に徹しています。トーク番組の大原則と言っていいでしょう。どちらも30分の1社提供番組で、ほどほどに感じが良いことが重要です。ところが、松本&中居を起用しておきながら、2人を裏方に回すことなど考えられない。この2人だけで十分に成立しているからです」

 番組には“マッチングトーク”のみならず“パフォーマンスコーナー”もある。

「初回はパフォーマンスも香取の歌唱だったので、違和感はありませんでした。2回目はマカロニえんぴつ、3回目はちゃんみな。正直言って、それほどの知名度はありません。数字を取りたいのなら、今の形をやめたほうがいいと思います」

 トーク番組としてもパフォーマンス番組としてもダメなら、どうすればいいのか。

「視聴者は『まつもtoなかい』に何を期待しているのでしょうか。この2人による火花散るトークだったのではないでしょうか。余計なゲストなど不要です。基本的に松本&中居の2人だけでいいと思います」

 2人で延々とトークする番組ということだろうか。

「ワイドナショー」に敗れた

「松本は日曜午前の『ワイドナショー』(フジ)を降板して『まつもtoなかい』に絞った。『ワイドナショー』は今も松本不在で続いていますが、同じ14日の世帯視聴率は5・0%と、ゴールデンの『まつもtoなかい』の4・9%を上回っていました。個人の占拠率で見ると『ワイドナショー』は16・9%で、『まつもtoなかい』の10・5%に大きく差をつけています」

 何のために「ワイドナショー」を降板したのかわからないと言われても仕方ない。

「一方、中居も土曜昼にニュース情報番組『中居正広のキャスターな会』(テレ朝)を持っており、こちらも前日13日の世帯視聴率は6・9%と、同時間帯で堂々の1位です」

 この2人を足して、視聴率が5%を下回るというのがおかしな話だ。

「『ワイドナショー』や『キャスターな会』とネタが被ろうがお構いなしに、最新のニュースや流行を2人に勝手に喋ってもらうだけで面白くなるはずです。2人だけで心配なら、仕切りが上手い東野幸治や泉谷しげるのような強面の御意見番を置けばいいのです」

「ワイドナショー」をゴールデンに格上げするだけで良かった?

デイリー新潮編集部

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