日ハム新球場がガラガラな原因は新庄監督? 中心打者も「早くチームを出たい」

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 OBの大谷翔平の活躍とは正反対である。新球場を開設したものの、客席はガラガラ、チームはガタガタの日ハム。その要因のひとつに「ビッグボス」が。

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「球団は頭が痛いでしょう」

 とは、さるスポーツ紙の中堅デスクである。

 日本ハムは今シーズンから新球場・エスコンフィールドHOKKAIDOをオープンした。それまでの本拠地・札幌ドームは第三セクターの運営で、収益は球団にほとんど入らない。そのため、球団は自前で球場を建設。勝負に出たわけである。

 ところが、現状、エスコンの平均動員数は2万3千人ほど。球団は目標を年間300万人としていたが、このペースでは程遠い。

「立地が悪いですよね」

 とデスクが言う。

「郊外の北広島市にあり、最寄り駅から歩けば20分。車で行こうにも、駐車場の台数が少ないうえ、シャトルバスは出ていますが、当然混雑し、ひどい時は乗車まで1時間半待ちなんて日も」

 それでもチームが好調なら客足も伸びるが、昨季最下位の低迷をそのまま引きずり、今季もBクラスでウロウロしている。

別のチームの…

 客観的に見れば、パ・リーグの他球団と比べ、日ハムが戦力に劣るのは明らか。やむを得ない面もあるが、

「新庄(剛志)監督(51)のメッキが剥げ、チームがバラバラ。活気に欠けていますね」

 とは、別のスポーツ紙のベテランデスク。何が問題なのか。昨季の就任時、監督は「優勝を狙わない」と述べたが、

「あれがベテラン選手の不興を買いました。また、若い選手の成長を促す意味で“レギュラーは決まってない”とも述べましたが、これもプライドを傷つけた。中心打者だった近藤(健介)が昨年オフに移籍したのはこのためです」

 その近藤は地元テレビで堂々批判を述べていたほど。

「監督は反省したのか、今シーズンは一転、“優勝しか狙っていない”と言った。それはいいのですが、シーズンイン直後、元ロッテの西岡剛のYouTubeの番組に出たんです。ここでの発言がまた波紋を呼んで……」

 番組で新庄は「誰が監督でも勝てない」「強いチームを作って、自分はまた違うチームの監督をしたい」との主旨の発言をしたのだ。

「あれでは日ハムは腰掛けに過ぎないと取られてしまいますからね。ベテラン選手からは“何で監督自身が水を差すのか”と批判が噴出しました」

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