【銀座ロレックス強盗事件】19歳少年の知人が衝撃告白「闇バイトなんかじゃない。元暴走族リーダーが知り合いを集めてやった」

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 ゴールデンウィーク明けの社会を震撼させた「銀座ロレックス強盗事件」で新証言である。全身黒づくめ、顔を不気味な白のフェイスマスクで覆った4人組は、当初、「闇バイト」で集められたと報道されていたが、実際は顔見知り同士による犯行だったことが「週刊新潮」の取材でわかった。19歳少年の知人が明かした真相とは――。

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口裏を合わせていた?

 白昼堂々、大胆極まりない犯行に及んだのは、無職の16歳、職業不詳の19歳、飲食店アルバイトの19歳、私立高校3年生の18歳の4少年だった。

「逃走に使われたアルファードのナンバープレートは埼玉県内で盗まれたもの。当初は4人全員が互いに面識はないと供述していたため、例の連続強盗『ルフィ』グループの事件と同様、闇バイトで集められた連中だと考えられました」(捜査関係者)

 だが、どうやら彼らは口裏を合わせていたに過ぎなかったらしい。

「1人が“ほかのメンバーから誘われた”と供述し始めたのです」(同)

 この情報を裏付ける証言をしてくれたのが、犯行を主導したとみられるAの知人である。

「19歳のAが4人じゃ一番エラくて、一番若い16歳のBを普段からいいように使ってましたよ」

横浜市内と湘南エリアで幅を利かせる暴走族の「頭」

 Aは事件のカギを握る立場で、横浜市内と湘南エリアで幅を利かせる暴走族の「頭」だったという。彼は16歳のBを「手足のように使っていた」というのだ。

「AはBに大麻の売買とか犯罪行為の片棒を担がせてました。Bは身長170センチくらいだけどひょろひょろの痩せ型で、本当なら強盗なんてできるタマじゃないんです」

 Bは神奈川県内在住。母子家庭で育った。

「中学までは不良でも何でもなくて真面目だった。進んだ高校は県立でしたが、2カ月で退学。最近は横浜市内の実家を出て、年上の女性と同棲を始めていた。働く気はあって仕事を探していたけれど、まだ16歳でしょ。何かの免許とかを持ってるわけでもなく、喋り方も幼いし、定職にありつけなかった。時おり工事現場で日銭を稼いでいましたね。年上でワルのAはそんなBに付け込んだんでしょう。2人が出会ったのは昨年夏くらいですが、以来たびたび食事などを奢ってやって、取り込んでいったんです」

 そしてBはほどなく、Aの指示で薬物売買などの片棒を担がされることになる。

「Bは一緒に暮らす彼女からAとのそんな関係を心配され、最近は縁を切りたがっていたようです。けれど、Aは相手を支配するためなら暴力も辞さない男。暴走族の頭だった頃は“コルク狩り”もやってました。野球帽型をしたコルク素材のヘルメットをかぶってバイクを転がしてるヤツを“イキッてる”と見なして襲う。バールで相手をぶん殴ったという伝説までありましたね」

犯行前日、Aのインスタに写っていた二人

 犯行前日も彼らは一緒にいた。

「前日の夜、Aが裏アカウントでやってるインスタグラグラムに1枚の写真があげられました。写ってるのは寝顔のBです。そこにチラッと写り込んでるのはたぶんCです。19歳のCはハーフの男で、自動車免許を持ってるせいで犯行を手伝わされ、当日は店を襲った3人を乗せてアルファードを運転したっていう噂になってます」

 5月18日発売の「週刊新潮」では、「銀座ロレックス強盗事件」を3ページにわたって特集。犯行を間近で目撃した“銀座ママ”の生々しい証言も含めて詳報している。

「週刊新潮」2023年5月25日号

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週刊新潮 2023年5月25日号掲載

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