巨人・菅野智之が「迷惑なんだよ!」とスポーツ報知記者を怒鳴りつけた日 “投げないエース”の王様ぶりに周囲は呆れ顔

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 今季、絶不調の巨人。原辰徳監督の誤算の一つが、“エース”菅野智之(33)の離脱だろう。本人は責任を感じ、復帰に向けてファームで頑張っていると思いきや、ワガママ放題の“王様ぶり”は相変わらずだという。先月半ばにはスポーツ報知の記者にブチ切れ、公開説教する“事件”が起きていた。

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原監督がブチ切れた

 5月10日、原監督は記者から菅野の現状について聞かれ、こう苛立ちを爆発させた。

「逆に聞きたいよ! 取材してきてよ。『何してんですか?』って。自主トレの時は12月から動いているのに、もうすぐ6月になろうとしているわけだから。12月、1月は絶好調だったんだから」

 原監督が感情的になったのも無理はない。昨季、度重なる離脱で10勝7敗、防御率3・12と不甲斐ない成績に終わった菅野だが、原監督は奮起を促し、今季の開幕先発投手に指名した。だが、コンディション不良で開幕前に戦線離脱。2カ月経とうとしている今も、2軍でいまだ1回も投げられていないのである。

 なお、原監督のこの発言が飛び出したのは複数の記者による囲み取材だったが、ちゃんと取り上げたのは東京スポーツのみ。現在、絶不調の巨人を取材すれば、こうしたネガティブな反応ばかりが返ってきがちなのだが、番記者らは「ついつい忖度してしまう」という。

1カ月前に予定されていたシート打撃登板

 とはいえ、いつ菅野が一軍復帰するかは、ファンにとっても大きな関心事だ。11日、サンケイスポーツは菅野本人のコメントをこう報じた。

「イマイチ出力が上がってこない。肘にはもう不安はなくて、それが一番(いいこと)。もともとは(春季)キャンプの時に寝違えて、おそらくそれが原因で(投球フォームが)おかしくなっている。実戦も見えてきている。徐々にやっていきます」

 こう聞くと、本人も不甲斐なさを噛み締めながら復帰を目指してもがいているようにも思える。だが、巨人軍関係者は「いやいや……」と首を横に振るのである。

「そんな健気な姿勢はありませんよ。実は先月半ばにも、周囲を呆れさせる“事件”がありました」

 発端は、スポーツ報知が4月11日に報じた「【巨人】菅野智之、中川皓太が今週中にシート打撃登板 『エース』と『8回の男』が復帰へ大きな一歩」という見出しの記事だった。

「記事には、菅野が今週中にも実戦形式で行うシート打撃に登板する予定とありました。巨人取材が手厚い報知の報道だったので、普段は二軍の取材をしていないテレビ局も含め、番記者たちが慌てて読売ジャイアンツ球場に駆けつける騒ぎになったのです」(同)

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