天海祐希が55歳でも主演女優でいられる理由 「“気遣いの人”で演者、スタッフからの評判が良い」

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 生き馬の目を抜く芸能界において、長きにわたり第一線で活躍する女優は限られる。春ドラマでも主演には若手の名がズラリと並ぶ中、ひと際目立つ存在が天海祐希(55)だ。宝塚歌劇団入団から数えれば36年を誇る女優道で、彼女が体得したサバイバル術とは――。

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 4月から放送が始まったテレビ各局の春ドラマ。それぞれ初回の放送を終え、いよいよ視聴率戦争の火ぶたが切られたわけだが、天海はフジテレビ系の新ドラマ「合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~」(月曜22時)で主演を務めている。

 原作は作家・柚月裕子氏の小説で、天海が演じるのは頭脳明晰でクールな探偵という役どころ。初回の平均世帯視聴率は9.3%(関東地区)と上々で、SNSのトレンドワードにドラマの作品名が挙がるなど、さっそく注目を集めている。

同世代の女優の中でもまれな存在

 スポーツ紙の芸能担当記者が解説するには、

「天海が民放の連続ドラマで主演となったのは、3年前に腕利きの脳神経外科医を演じた『トップナイフ』(日本テレビ系)、2年前の『緊急取調室 シーズン4』(テレビ朝日系)に続いてのこと。コロナ禍で芸能界も自粛の嵐が吹き荒れていたので、同世代の女優と比べれば未だに露出度は高いといえるでしょう」

 天海と同じく還暦を前にした50代の“アラ還女優”はといえば、宝塚の先輩・真矢ミキ(59)に始まり、山口智子(58)、沢口靖子(57)、小泉今日子(57)、斉藤由貴(56)、原田知世(55)などが並ぶ。

 その中でも、天海と同じく主演を張り続けているのは「科捜研の女」シリーズ(テレビ朝日系)でおなじみの沢口くらい。さまざまな役柄に挑戦し、主役を演じ続ける天海のような存在は、同世代の中ではまれなのだ。

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