原巨人への絶望で「松井秀喜監督」待望論が 実現が難しいニつの理由とは?

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 今シーズン終了までに、一体どれだけのG党がファンを辞めることだろうか。開幕から精彩を欠き、最下位争いにあえぐ原巨人。話題になるのはスキャンダルばかりで、東京ドームの頭上を分厚い雲が覆っている。振り払えるのは“あの人”しかいないのだが……。

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「選手はもちろん監督、コーチも含めて本当に野球知ってんのかと思いますよ」

 とバッサリ切るのは、巨人OB、御年91歳の広岡達朗氏である。

「みんながクリーンナップになって、スタンドに向かって打っているんですよ。あれじゃ勝てないね」

「常識外ですよ」

 開幕から1カ月を経て巨人は借金生活に沈み、中日と最下位争いを繰り広げている。広岡氏が指摘する打線もそうだが、投壊も目も当てられず、チーム防御率はワースト。ご意見番の嘆きももっともなのだ。

「何より監督が野球を知らなすぎるよ」

 と御大の怒りは収まらず、

「あんなにオーダーをくるくる変えていてはまともに戦えるわけがないじゃない。常識外ですよ」

 その原監督は、今季で通算17シーズン目の指揮を執る。通算勝利数は球団史上最多だが、この2年は負け越しが続き、昨年はBクラスに転落するなど、下降線にあるのは明らか。今年は3年契約の2年目だから、通常なら来季まで指揮を執ることになるが、V逸なら、いよいよ首筋が寒くなってくるのは間違いないのである。

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