セクハラで失脚した香川照之はいつ復活するのか ドラマ制作担当者に聞いて判明した“意外な問題”

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惜しまれるその演技力

 昨年11月、香川にとって14年ぶりの主演映画となる「宮松と山下」が公開された。毎日のように斬られ、撃たれながらも気真面目に演技に向き合う端役専門俳優を演じた。公開記念舞台あいさつでは、演出した3人の監督が香川の演技を絶賛した。

「佐藤雅彦監督は“一挙手一投足に感動した。裏がない笑いが出来る“など、最高の誉め言葉でした。映画の現場でも、香川さん復帰待望論が根強いのです。同じような立場の俳優として、薬物問題で謹慎した、ピエール瀧さんもそうですね。居なくなって分かるのですが、貴重なバイプレーヤーです」(映画担当記者)

 ネット上で「ゴキブリと仲良く出来そうな芸能人」と言われるほど、大の昆虫好きにしてボクシングマニアでもあり、フランス語にも堪能と、多趣味な面白キャラクターを惜しむ声もあるという。

「復活すれば、そのドラマは間違いなく注目され、高視聴率をとることは確実です。香川さんの演技で視聴者を引きつけ、『半沢直樹』のように後半に向けてドラマを盛り上げて数字をとれば、汚名返上できるかもしれません。テレビマンの本音としては、喉から手が出るほど欲しい人材です。スポンサーへの影響力の低い配信系ドラマか映画が、最初の復帰の場になるでしょう。そろそろ香川の演技を見たいという、視聴者の飢餓感も高まってくるはずです」(前出・ディレクター)

 こうした話を聞くと、復帰は意外と早そうだが、

「いや、懸念事項もありますね」

 とは、先のスポーツ紙記者。

「事務所の問題です。昨夏のスキャンダルで発覚した通り、香川本人も自分の思うとおりにいかないとスタッフに辛く当たることもありました。それと同時に、事務所の態度も強圧的というか、尊大なところがありました。そうした経緯もあり、『週刊新潮』記事が出た時もそれみたことかと、これまで香川サイドから受けた腹立たしい態度に対するうっぷんをとばかりに、香川をかばわないメディアが多かったのです。地上波に復帰してみそぎを済ませたいのであれば、事務所サイドの対応も注目されるところです」

デイリー新潮編集部

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