綾野剛、小栗旬、田中圭…「ガーシー砲」を最も被弾した事務所社長が心境を初告白「アイツも追い込まれていたんだと思う」

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一番こたえていないのは俺じゃないですか

 飛ぶ鳥落とす勢いだった東谷容疑者だが、今年3月、議員の身分を剥奪され、警察から追われる身に。山本社長にガーシー問題が落ち着いたからお披露目になったのかと訊くと、

「小栗に社長を譲るというのはかねてから公言してきたこと。本人にも7、8年前から言ってきた。会社の大きな節目として考えていた30周年パーティーの場で発表させていただいた次第です」

 と否定した。とはいえ、ガーシー砲の影響は甚大だったのではないか。だが、その問いにも、

「実際、そんなにダメージはないんですよ。ちゃんと仕事をしてこれましたし。アイツは金稼ぐためにやっていただけ。だから放っておくしかなかった」

 と、東谷容疑者を“アイツ”と呼んで言うのである。そして、こう続けた。

「俺は図太いんでね。若い頃にはもっとすごい経験をしてきた。三島の映画(註・三島由紀夫の生涯を題材にした『ミシマ:ア・ライフ・イン・フォー・チャプターズ』)を作った時なんかは、右翼団体に『三島先生の魂を汚し、金儲けのための映画を作る山本又一朗に天誅を下す』って毎日のように街宣を受けたこともあるし、アメリカではKKKに拳銃を突きつけられた経験もある。あんなのは話にもならない。一番こたえていないのは俺じゃないですか」

世話になったことはある

 自身が標的にされたことについては、「まったくやましいことはない」と話す。

「僕は意外と女性関係はないんです。調べてもらってもいい。銀座に行ってお姉ちゃんを引っ張り出して、カラオケやって、タクシー代を渡して返すくらいならいいけど、その後のことまで考えていたら、『あそこは社長があの調子だからタレントも』って言われちゃいますからね。僕らにはそういう不自由があるんです」

 ただ、東谷容疑者と付き合いがあったのは事実だという。

「北海道に競走馬を買いに行った時に、飲みに行こうという流れになっても、僕はどこも店を知らない。けど、アイツはそういうところをよく知っている。いつでも電話くださいって言われていたから頼むと、ちゃんと、なんとかっていうグループの社長がシャンパン2本を持って迎えにも来てくれてね。決して安くはなかったですけど、世話になったことはあるんです」

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