「100万回 言えばよかった」の怪演で話題…スタッフが証言する、普段の「49歳・荒川良々」とは

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 いまだに怪演が話題になっている。それだけ視聴者に与えたインパクトは大きかったのだろう。ドラマ「100万回 言えばよかった」(TBS系列・金曜・22:00)の最終回が3月17日に放送された。間もなく1カ月が経過しようとしているのに、ネット上では荒川良々(49)の演技を絶賛する投稿が止まらないのだ。

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 荒川良々が演じたのは洋食店のオーナー・池澤英介。学習塾も経営しているほか、月に一度は子ども食堂を開いている。担当記者が言う。

「荒川さんと言えば、ぽっちゃり体型で丸刈りの童顔、善人役を得意としてきました。『子ども食堂を開いている』という設定が、いかにも荒川さんにぴったりと思った視聴者は少なくなかったはずです。ところが、ドラマを最後まで見ると分かるのですが、池澤は犯人役でした」

 荒川の演じる池澤の正体がだんだんと分かっていくにつれ、放送後のSNSは大騒ぎになった。

「1月27日放送の第3話ぐらいから、『ひょっとすると池澤はただの善人ではないのかも?』と視聴者は気づき始めたようです。2月17日に第6話が放送されると、荒川良々=黒幕説と、それを信じたくないという投稿が拮抗しました。満を持して荒川さんが悪役として抜群の演技力を発揮したのは、3月3日放送の第8話。ネットでは、『怖すぎ』、『サイコパスすぎ』、『役者として天才すぎ』と絶賛されていました」(同・記者)

「昔の日本人みたいな顔」

 荒川は1974年、佐賀県で生まれた。2002年11月に朝日新聞が掲載した「俳優・荒川良々さん 一度見たら忘れない顔(TVフェイス)」によると、荒川は地元の高校を卒業すると福岡市の簿記専門学校に進んだという。

 22歳の時に3カ月間、ニューヨークに住んだ後、東京の知人宅に転がり込んだ。その際、松尾スズキ(60)が主催する「大人計画」の舞台を見る機会があった。

「大人計画」は阿部サダヲ(52)や宮藤官九郎(52)を輩出した人気劇団だ。荒川は《アルバイトの面接ぐらいの気持ち》で大人計画のオーディションを受けると合格した。

 この記事で荒川は、自分の顔を《昔の日本人みたいな顔してるって、よく言われます》と説明した上で、《顔のせいか、とぼけた役が多いですね》と語った。

 荒川は「来た仕事は何でも受ける」と公言している。確かに出演歴を見ると、コミカルな役から強面のヤクザ役まで幅広く演じている。

 とはいえ多くの視聴者は、荒川の「とぼけた役」が強く印象に残っているだろう。例えば、テレビ東京が制作した人気ドラマ「サ道」で、荒川はシーズン1の第10話にゲスト出演した。

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