「愛子さま」お相手報道をめぐる「宮内庁」内からの評価 「小室さん問題」の影響は?

国内 社会

  • ブックマーク

Advertisement

皇室の将来に絡めて

「今回、愛子さまのお相手報道については、皇室の将来に絡めた点が大きかったと思われます」(同)

 具体的には……1947年に皇籍離脱した旧皇族の末裔(まつえい)にあたる未婚の男系男子を法律的にクリアした後に養子として皇室に迎え入れ、その方と愛子さまが結ばれれば、愛子さまは皇室に残ることができる。加えて男子が誕生したなら男系男子として皇位継承権を持つことになる……といったものだ。

 仮に実現すれば、喫緊の課題とされる皇族数の減少に歯止めをかける意味でも大きいわけだが、一足飛び、二足飛びのように映るのも仕方がないことだろう。

「やはりどうしても政略結婚を勧める議論のように見えてしまいますよね。令和の時代に世間からは受け入れられそうにないアクロバティックなやり方かもしれません。が、宮内庁の中では、“天皇家に生まれたからにはある程度の報道は仕方ない”と指摘する声があります」(同)

 加えてこんな見方も。

「“いざという時のために様々な議論が行われていることは事実”だとのこと。それについてフタをしたままというのもまた令和の時代にふさわしくないのでは?といった主張も聞こえてきました」(同)

陛下のご意向

 とはいえ、当然ながら、具体的な「家の名」が出ていることで、その行動に制限がかかる懸念などを指摘する声も根強く存在するという。

「良い話もまとまらないということもありますしね。ただ一方で、報道が身体調査につながるという面があるのも事実で難しいところです。陛下自身、お相手もあることなので一連の報道については注視されているとの話が伝わってきています」(同)

 コロナ禍の影響で、愛子さまは学習院大学のキャンパスに本格的に通学される機会が少なかった。残り少ない大学生活への注目も高まりそうだが、充実した日々を送っていただきたいと多くの国民が願っていることだろう。

デイリー新潮編集部

前へ 1 2 次へ

[2/2ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。