銀座・煉瓦亭で尹錫悦大統領のために用意されたヱビスビール 背景に韓国のビールはかなり薄味という事情

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爆弾酒

 煉瓦亭では、岸田首相はヱビスビールを数口に分けて飲んだ。ところが尹大統領は一気に飲み干した。

「それは韓国の文化ですね。韓国は焼酎を飲むときは、日本のおちょこのような小さなグラスで飲みますが、一気に飲み干すのが礼儀となっています。尹大統領が一気に飲んだのは、岸田首相への敬意が込められていました」(同)

 韓国では、ビールに焼酎を入れて飲む習慣がある。

「爆弾酒です。焼酎を味の薄い韓国のビールで割ると美味しいのです。煉瓦亭では、韓国の焼酎『眞露』をヱビスビールで割っていたそうですが、これは味が濃すぎて、飲みにくかったと思いますね」(同)

 もちろん韓国では、欧米のビールも販売している。

「輸入ビールの中で一番人気があるのは日本のビールです。味が濃いというのがその理由ですね。オランダのハイネケンやアメリカのバドワイザーもコンビニなどで見かけますが、日本のビールに比べると薄い。そして、欧米のビールよりももっと味が薄いのが韓国のビールなんです」(同)

 韓国の輸入ビールの国別シェア(2018年)を見ると、日本が1位で22.3%を占めていた。

「ところが、2019年からの日本製品不買運動で、日本からの輸入量がかなり落ち込んでいます。もっとも、昨年から日本への渡航が可能となり、日本ビールのシェアが上がってきました。尹大統領で良好な日韓関係を築くことが出来れば、日本のビールの人気が再燃するでしょう」(同)

デイリー新潮編集部

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