二階元幹事長と世耕参院幹事長の“主導権争い” 老獪な二階氏の策略とは?
“なぜいま、あんなことを言うのか”
3月3日、日本維新の会は林佑美和歌山市議を擁立すると発表した。
「無風選挙に持ち込みたかった世耕さんは、馬場代表や複数の維新議員に“候補を立てないでほしい”と繰り返し頼んでいた。完全に袖にされましたが」
先の政治部デスクが言う。
「維新は門の不倫問題を追及すれば勝算があると踏んで、あえて女性候補を据えたとか。とある幹部も“自民の候補が鶴保だったら、ウチは参戦しないつもりだった”と認めてましたよ」
2月20日、森喜朗元総理は地方紙の取材に答えて、安倍派の後任会長候補の一人、萩生田光一政調会長を「総合力は最も高い」と評価。一方で世耕氏を「参院にとどまるんじゃないかな」と突き放している。
「世耕氏は“なぜいま、あんなことを言うのか”と周囲にボヤいています」
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