【WBC】韓国代表にメジャーリーガーは2人、日本代表が最も警戒すべき選手は?

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東京五輪のリベンジ

 次に注意すべき選手は、元ツインズのパク・ピョンホ(36・KT)だという。

「過去に6度、本塁打王を獲得しています。パワーがあるので、狭い東京ドームだと芯で捉えなくてもホームランになります。2015年のWBSCプレミア12では大谷と初戦と準決勝で対戦。大谷はどちらも無失点で抑えましたが、パク・ピョンホは韓国の選手では唯一、詰まった当たりでしたが長打(二塁打)を放っています」

 投手はどうか。

「絶対的なエース級投手はいません。カージナルスで2年間プレーしたキム・グァンヒョン(34・SSG)やレンジャーズで1年プレーしたヤン・ヒョンジョン(35・KIA)は中継ぎ起用とオ・ガンチョル監督は話しています」

 中でも気になるのは、コ・ウソク(24・LGツインズ)だという。

「彼は東京五輪の準決勝で、2―2の同点で迎えた8回2死満塁でヤクルトの山田哲人から走者一掃の二塁打を打たれ敗戦投手になりました。これで韓国はメダルを逃したので、今回はそのリベンジに燃えています。この1年半で急成長し、昨季は4勝2敗42セーブ、防御率1.48でした。WBCではかなり活躍が期待できるのではないでしょうか」

 リベンジと言えば、ク・チャンモ(26・NCダイノス)からも目が離せないという。

「ク・チャンモは、2017年のアジアプロ野球チャンピオンシップで西武の山川穂高にホームランを打たれました。『WBCでは山川を抑えたい』と意気込んでいます」

 ところで、韓国代表は、日本代表をどう見ているのだろうか。

「日本の選手のレベルは誰もが認めているところです。大谷やダルビッシュ、佐々木、村上はみな高い関心を持っています」

 日韓戦はどうなりそうか。

「総合力は日本の方が上でしょう。ただ、短期決戦ですから、いくら素晴らしい投手でもバッターでも、失投や打ち損じが大きな影響を及ぼす。日本が先に得点を重ねていけば勝ち目はありませんが、接戦になれば韓国にもチャンスはあるとみています」

デイリー新潮編集部

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