森保監督の上役に“クセのある”人物が 「自身が仕えた監督を悪く言う」

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 森保一監督続投でもなお“目の上のコブ”はあの人物――とは、昨年末の「週刊新潮」記事の見出し。監督の評価を行うなど、いわば上役にあたる技術委員長の反町康治氏に好かれていないため、森保監督もさぞやりにくかろう、という危惧の声を紹介したものだった。

 ところが、その“コブ”が取れたようなのだ。

 日本サッカー協会は今月2日、A代表を統括するダイレクターに山本昌邦氏(64)が就任すると発表した。これまで反町氏が兼任していた職務で、今後、反町氏はA代表に帯同せず、U世代などに注力するという。降格したわけではないが、A代表という華やかな職場から遠ざけられたわけである。

「この人事は直前まで反町さんに知らされていなかったらしく、その日の委員会で『なぜそうなったのか全くわからない』と困惑顔で、落胆していたそうです。そのせいか、いつも時間が押す会合がこの日は2時間足らずで散会したのだとか」

 とサッカーライターが苦笑する。

「森保監督も危ない」

“ダイレクター”という役割がピンとこないが、

「銀座のクラブに例えると、森保監督は女の子たちを束ねるママ。お店のオーナーは協会の田嶋幸三会長で、ダイレクターは両者の橋渡しをする店長。なので、森保監督にとっては上役にあたります」

 テレビ解説でおなじみの山本氏は代表での指導歴もある。1996年アトランタ五輪では西野朗監督の下でコーチとしてブラジル撃破に貢献。2002年W杯日韓大会でもコーチとしてトルシエ監督を支え16強入りに尽力した。

 もっとも、

「コーチを辞めると、西野さんの采配を“守備的過ぎる”と批判したり、トルシエ氏のことを自著で難じたり……自身が仕えた監督を悪く言うんです。森保監督も危ないですよ」

 一難去ってまた一難?

週刊新潮 2023年2月16日号掲載

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