コンパニオンも動員… 東京都医師会「300人忘年会」驚きの内容とは 5類に慎重な姿勢を崩さない理由

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どんな会なのか

 そもそも、どのような趣旨の会なのだろうか。出席した医師会幹部が説明する。

「都知事や都議、日本医師会の会長もお呼びして、意見交換する会で、ここ数年はパレスホテルでやっています。2020年と21年はできませんでしたが、今回は参加者には抗原検査をしてもらい、陰性を確認して来てもらうということで開催したのです。抗原検査は100%じゃありませんが、直前に行えば、リスクをかなり下げられますから。ワクチンも4回以上接種してくださいと、アナウンスしていました」

 どんな意見を交換するのだろうか。

「東京都医師会が1年間、社会活動や医療活動でお世話になった方々をお呼びし、感謝を伝えるとともに、意見交換をするということです。特に大事なのは地区医師会ですね。東京には47の地区医師会と12の大学医師会等、計60の医師会があり、そこの会長や理事の先生方のほか、公衆衛生や乳幼児保健などの委員会の委員の先生方も来ています」

地区ごとに忘年会

 それにしても、豪華な内容でうらやましいが。

「感染対策として、例年は800人くらい呼ぶところが、今回の参加者は270~280人程度。いつもは立食ですが、着席にしたため、お酌をしたり料理を運んだりする人が必要なので、コンパニオンを呼びました。ピアノ演奏は、音楽をやっているお医者さんに演奏してもらっただけです」

 マスクはどうか。

「食事の席なのだから外していますよ。それに、年末懇親会は各地区医師会でもやっていました」

 なんと、東京都医師会では、そこらじゅうで忘年会が行われていたという。

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