ミタパンはなぜアヤパン、カトパンに肩を並べることができなかったのか

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アヤパン、カトパンに及ばない

宮根:僕はお世辞じゃなくて、三田さんほど勉強する、取材するアナウンサーって、日本にいないと思いますよ。

三田:そんなことないです。まだまだ課題も残ってますので、これからも私自身、研鑽を積み重ねていきたいと思います。

宮根:これから子育てもあると思いますが、落ち着かれたら、また是非一緒に、フリー同士として仕事一緒にしましょう。本当に12年間、お疲れ様でした。

 最後は“研鑽”ときた。真面目なのである。宮根アナはフリー同士で仕事をしようと誘っていたが、果たして三田アナにその気はあるのだろうか。民放プロデューサーは言う。

「正直言って、フリーになって活躍できるかと言ったら、なかなか難しいでしょうね。今の民放キー局は、予算を大幅にカットしています。局アナならタダですが、フリーアナをお金を払ってまでレギュラーにしたくないというのが本音です。そんな中にあって成功しているフジ出身のフリー女子アナは、“アヤパン”こと高島彩(43)、高橋真麻(41)、昨年から活動休止に入りましたが“カトパン”こと加藤綾子アナ(37)くらい。彼女たちに比べると三田アナは面白みに欠けます」

 三田アナもアヤパン、カトパンと並ぶ、フジの出世番組「パン」シリーズ出身だ。

めざましMCならず

「入社当初は大型新人として期待されていましたが、アヤパンやカトパンほど突き抜けることはできませんでした。新人女子アナが司会をするトークバラエティ『パン』シリーズの出身者は、平日朝の帯番組『めざましテレビ』のレギュラーになるのが定番です。情報キャスターなどで鍛えられ、MCへと昇格するのがフジの出世コースです。フジに限らず局アナにとって最大の目標は、ゴールデン帯のレギュラーより帯番組のMC、アシスタントなのです。アヤパンもカトパンも『めざましテレビ』のMCを経験しました。カトパンがMCを卒業するときに大本命と期待されていたのが三田アナでした。ところが、後輩の“ユミパン”こと永島優美アナ(31)に持って行かれてしまいました」

 彼女の出世街道は途切れたのだろうか。

「それでも平日午後の情報番組『直撃LIVE グッディ!』のアシスタントに起用され、安藤優子さんと共に総合司会を務めたこともありましたが、運悪く低視聴率で打ち切りに。19年4月から『Mr.サンデー』と『FNN Live News α』(月~木曜)で報道番組のMCを務めるも、何だか物足りなさを感じました」

 なぜだろう。

「真面目ということもあるでしょう。それも超セレブな家柄が大きく関係しているのでしょう」

 彼女の実家は、東京・日本橋人形町で3代続く老舗料亭「玄冶店(げんやだな)濱田家」だ。

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