異次元の才能と美貌で注目の中3・ドルーリー朱瑛里 母は「報道が過熱して身の危険を感じている」

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 若き才能の発見はスポーツ観戦の醍醐味の一つ。それも異次元の才能であればあるほど、味わいは増す。例えば、女子駅伝で17人抜きを見せた中3のドルーリー朱瑛里(しぇり)(15)のように。

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 1月15日、京都市で行われた全国都道府県対抗女子駅伝。中学生区間の3区3キロで、岡山県津山市の中学3年生、ドルーリー朱瑛里は、17人をごぼう抜きにし、従来の記録を8秒も縮める9分2秒の区間新記録を出し、圧倒的な印象を残した。

 おまけに、美しい容姿も、腕を大きく振るダイナミックなフォームも、日本人離れしていると話題になったが、それもそのはず。カナダ人の父と日本人の母を持つハーフなのである。

 いきおい注目が集まって取材も殺到したようで、津山市の自宅を訪ねると、

「報道が過熱して、生活もしづらいですし、身の危険を感じています」

 と朱瑛里さんの母親。気持ちは分かるが、今後、さらに注目されるのが必至ではないだろうか。

練習メニュー、食事の栄養バランスも自分で考案

 取材したスポーツ紙の記者も、

「もごもごとした喋り口調だったり、ほとんど喋らなかったりする陸上選手が多い中、彼女は言葉を選んで当意即妙に、歯切れよく答える。そういう頭の回転の速さも、陸上競技に生かされていると感じます」

 と話すのだ。事実、彼女が通う鶴山中学の女子陸上部員はたった3人。だから、練習メニューは自分で考えており、昨年の駅伝には貧血で出場できなかったのを機に、栄養バランスも自ら考えるようになった、という才女だそうだ。同級生の父親によると、

「カナダ人のお父さんが英会話教室を開いているからか、英語が得意らしく、去年でしたか、英検準2級に合格したと聞きました。全科目が得意で、オール5らしいと聞いたこともあります。同学年の女子が一人もいないのに陸上部を選んだのも、芯の強さの表れ。小学校時代に一緒にバスケをやっていた子から、バスケ部に誘われたけど、陸上を選んだという話で、意志が強いんですね」

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