一般参賀で見られた上皇ご夫妻の“異変” イレギュラーなお振る舞いの内容とは

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 1月2日、3年ぶりの新年一般参賀が“異例ずくめ”で催された。折しも宮内庁は4月から「広報室」を新設するというのだが……。

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 今回の一般参賀は事前申し込みによる抽選制をとり、計7312人の当選者が来訪した。もっとも、3年前はおよそ7万人が詰めかけていたから“完全復活”とは言い難い。そんな中でも「見どころ」は、初参列となられた愛子さまであった。

「薄水色のドレスをお召しになり、両陛下とともに宮殿・長和殿の中央に並ばれた愛子さまは、やや緊張気味でした」

 とは、取材した宮内庁担当記者である。

「1回目は午前10時10分から行われましたが、愛子さまは陛下や皇族方がお手振りをされている最中、左隣に立たれた秋篠宮さまから身振りを交えて何ごとか話しかけられ、しきりにうなずかれていました。そのジェスチャーから察するに『もっと手を上に』といったアドバイスを受けられていたとみられます」

 午後まで6回のお出ましにフル出席された愛子さまは、ひとまず大役を果たされたわけである。

イレギュラーなお振る舞い

 一方、両陛下の隣に立たれていた上皇ご夫妻は、常ならぬご様子だったという。

「ご夫妻は午前中の3回だけお出ましになったのですが、美智子さまは片手を上皇さまの背後に回し、お体を寄せるようにして密着なさっていた。5日になって側近は、ご夫妻は年末から風邪の症状がおありで、完全に回復されないまま参賀に臨まれていたと明かしましたが、陛下がお言葉を述べられている間も、上皇さまが美智子さまへ話しかけられるなど、イレギュラーなお振る舞いがうかがえました」(同)

 感染対策を徹底した今回の参賀は、例年とは大いに様相を異にしていた。さる皇室ジャーナリストは、

「参賀者が並ぶ宮殿東庭の面積はおよそ1万5千平方メートル。通常の参賀であれば一度に2万人を集められる広さですが、今回はこの東庭を、ア~フまでの28文字に55の数字を掛け合わせた1500余りに区分けし、地面に貼られたテープによって、各自の立ち位置が決められていました。参賀者にはあらかじめ場所が通知され、『ア・イ・ウ』『エ・オ・カ』などと記されたプラカードを持った職員に従って入場したのです」

 参賀者同士の間隔を保つべく、立ち位置は互い違いに設えられており、

「会場のモニターには『大声を出さない』『立ち位置から動かない』などと注意が掲示されていました。そのおかげで、陛下や皇族方がお出ましになっても万歳の声はおろか歓声もほとんど上がらず、わずかに旗振りの音だけが響くという状況。実に異様な光景でした」(同)

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