村上宗隆も佐々木朗希も“吸血鬼”の「標的」 藤浪テコに大谷陥落なら「独り占め」加速

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大谷サイドに攻勢?

 さらにボラス氏は、大谷にも触手を伸ばしているという。大谷は渡米時からCAAスポーツのネズ・バレロ氏と代理人契約を結ぶものの今、その関係は盤石ではないとの指摘がある。

「大谷は自身が広告塔としてアンバサダー契約を交わしていた(暗号資産・仮想通貨交換業大手の)FTXの破綻以来、代理人サイドに不信感を抱いているようだ。FTXとの契約はCAAスポーツが持ってきた。大谷は勧められるままにサインしたようで、FTXからの株と仮想通貨による報酬が消えただけではなく、クリーンなイメージが毀損された。代理人契約を解消しても不思議ではない状態で、これまでも大谷との契約を狙ってきたボラスは一層、攻勢を強めていくとみている」(同代理人)

 今オフにフリーエージェントになる大谷の契約は5億ドル(約640億円)とも見込まれ、MLB史上最大級の契約になるとも予想されている。手数料5%が相場の代理人の世界で、ボラス氏が大谷をターゲットにしないはずがない。

 ボラス氏はレッドソックス移籍時の松坂大輔を担当し、西武への譲渡金を含め、総額1億ドル(約117億円、レートは当時)の契約をまとめた。吉田には日本人野手最高の契約をもたらし、藤浪でもほぼ満額回答を引き出した。首尾よく大谷強奪に成功し、とてつもない規模の契約を勝ち取れば、村上や佐々木らも雪崩を打ってボラス氏を頼ることになるのかもしれない。

デイリー新潮編集部

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