由美かおるが語る「終活」をしない理由と充実の「おひとりさま」生活 英会話やアコーディオンにも挑戦

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音楽に対する情熱が再燃

「水戸黄門」後にチャレンジしたことといえば、アコーディオンもそうです。ノーベル物理学賞を受賞された小柴昌俊先生に勧められて習い始めたら大ハマり。その結果、音楽に対する情熱が再燃して、3年前には37年ぶりのアルバムまでリリースさせていただきました。

 ただ、マイブームには後日談が。アコーディオンを習い始めてからしばらくすると、空気を送るために蛇腹を動かすほうの左腕がどんどん太くなっていくではありませんか。アコーディオン奏者にとっては当たり前のことらしいんですが、女優として舞台に立つ私にとっては致命的。ピアノにしておけばよかった……なんて後悔したものの、後の祭りでした。

 でも、それでいいんです。なんでもやってみることが重要で、やってダメなら次の“新しいもの”を探せばいいだけ。「おひとりさま」なら誰に反対されることもないのですから!

「英語で話して!」

 最近は、英会話の勉強も面白くって仕方がない。英会話自体はもう30年以上も個人レッスンに通っていたんですが、これまでは実際に使う機会もなくて、実用には程遠かった。でも、自宅で海外のテレビ番組などを見ているうちに、やっぱり英語を話せるようになりたいという気持ちが強くなっていったんです。

 そんなとき、家の近くにある洋服屋さんに行ったらオーナーが外国の方で。その方と英語でお話ししているうちに、英会話がみるみる上達していくのが分かったんです。そのオーナーは日本語もペラペラなんですが、店に行くたびに私が「英語で話して!」とお願いをして、即席のレッスンをしてもらっています。

 日々、新しいことにチャレンジするのをモットーに生きている私ですが、一方で長年変わらずに続けていることもあります。

 朝のルーティンもその一つ。日の出とともに起き出して、ベッドの中でゆっくりと呼吸し、15分ほどかけて全身に酸素を行き渡らせる。その後は、お洗濯をして掃除をして。ひとりだからといって朝ごはんも手抜きはせずに、きちっと食べます。

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