雅子皇后のご体調は「三寒四温」と主治医が証言 ご公務の活発化も「おできになるところからなさっていただければ」

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 雅子皇后はさる12月9日、59歳のお誕生日を迎えられた。ご体調には依然波があるものの、令和の御代替わり以降は全般的に“ご快復傾向”にあるとされている。実際に、お誕生日の「一年のご感想」にも、ある“変化”がうかがえて……。

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 お誕生日には毎年、ご近影とあわせてご自身の「ご感想」、そして「医師団の見解」も公表されている。宮内庁担当記者が言う。

「適応障害でのご療養が続いていることもあり、本来であれば日程に余裕をもってリリースされるご近影やご感想は、平成の時代からギリギリまでずれ込むことがままありました」

 今年の公表に際しても、

「ご近影の撮影は2度延期され、5日の夜に行われました。またご感想についても、事前の予定では前日8日の16時には完成版が記者会に配られるはずが、側近らのチェックを経てリリースされたのは、その3時間後。やはりコンディションがよろしくないのかとも思っていましたが……」(同)

明快にご心情を吐露

 肝心のその文面は、

「昨年までは、1年間のできごとを詳述された上、さまざまな方面へのご配慮がにじみ出ていたこともあり、内容が多岐にわたってボリュームも大きかった。それが今年は打って変わり、全体として分量も少なめ。きわめて簡潔に、かつご自身のお気持ちを直截に打ち出されていたのです」(同)

 例えば、

〈50代最後の誕生日を迎えるに当たり振り返ってみますと〉

 そう切り出された箇所では、1993年6月のご成婚当時29歳半だったと述べられ、

〈いつの間にか人生のちょうど半分ほどを皇室で過ごしてきたことに、感慨を覚えております〉

〈人生を思い返してみますと(中略)たくさんの喜びの時とともに、ときには悲しみの時も経ながら歩んできたことを感じます〉

 と、明快にご真情を吐露されていたのだった。

「その翌週、15日に行われた侍従職のレクでは、お誕生日のご感想にも話題が及びました。侍従は“50代最後の~”との箇所について『幼少期からお世話になった方々を一人ずつ懐かしく思い出されている』と、雅子さまのご心中を披歴したのです」(同)

 また、一昨年のご感想から新型コロナの状況に触れてこられたと前置きしつつ、

「『現在はお出ましのバリエーションも増えている。そうした明るいお気持ちが率直に文面にお出になっているのでは』などと推し量っていました」(同)

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