ウルフ・アロン、初戦敗退の原因は“芸能活動のし過ぎ”か 減量が苦手なのに大食い対決も

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 バラエティー番組にスポーツ選手が出演することは珍しくない。ことに東京五輪閉幕後は、多くのメダリストがお茶の間を賑わせた。

 だが、柔道男子100キロ級金メダリストのウルフ・アロン(26)ほど、五輪前と比べて露出が激増したアスリートはいないだろう。

「トークが抜群にうまい。頭の回転が速くて、相手が求めているものを瞬時に察知して話す。取材でもどれだけ助けられたことか」

 とスポーツ紙柔道担当記者が語る。

「同じ“アロン”のよしみで、アロンアルフアのCMに出ていますが、そういうノリの良さも貴重。明るい性格で、ボーボーの胸毛をいじられてもにっこり。こんなアスリート、彼以外にいないでしょう」

「明らかに練習不足」

 腕力や運動神経を競う番組はもちろん、料理もたしなみ、巧みに魚をさばく。

「食べる方でも、牛丼屋でプロレスラーと大食い対決をしていました。ただ、彼は減量が苦手。さすがに大食い番組は、競技に支障が生じるのではないかと周囲は心配していました」

 来年の世界選手権代表選考会を兼ねるグランドスラム東京大会が今月4日に行われ、彼は初戦で指導を3回受け、反則負けを喫した。

「試合にならず、明らかに練習不足でした」

 敗戦後、ウルフは“もう少し柔道に対してひたむきに取り組んでいく”と反省しきりだったという。

「来年はパリ五輪前年にあたり、代表に選ばれるためには世界選手権での好成績が必須。ですが、このままでは同じく世界選手権代表選考を兼ねた来春の全日本体重別選手権でも勝ち上がることはおぼつかない」

週刊新潮 2022年12月15日号掲載

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