大谷、村上、佐々木朗は可能性ゼロ…バラエティ番組がいま出演依頼したい「現役選手」と「OB」の実名

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 来年3月、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が開催される予定だ。そのため、今季のオフシーズンは「選手がバラエティ番組に出演することが減る」という。なぜ、そんなことが起きるのか、番組制作スタッフが解説する。

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「今年も球界は話題が豊富でした。今、テレビ局がぜひ出演してほしい選手と言えば、史上最年少で三冠王に輝いた村上宗隆さん(22)、完全試合を達成した佐々木朗希さん(22)、そして大リーグなら二刀流で活躍している大谷翔平さん(28)の3人でしょう」

 ニュース番組やスポーツ番組といった“報道系”は、もちろん出演交渉に乗り出しているという。大苦戦なのはバラエティ番組だ。

「完全にサジを投げているのは、大谷さんです。エンゼルスと結んでいる契約が相当に厳しいらしく、報道がインタビューを依頼しても断られたことがあったそうです。ましてバラエティ番組はハードルが高く、NHKが紅白の審査員として出演を依頼したところ、『大切なトレーニングのルーティンを壊したくない』という理由でダメだったと言われています」(同・スタッフ)

 村上と佐々木は、普段なら喜んで出演してくれるかもしれない。だが、WBC開催が控えているため、こちらもかなり厳しいという。

収録事故の恐怖

「露出が増えることは、選手にもチームにも、知名度アップなど様々なメリットがあります。例年のシーズンオフなら、テレビ局と選手の間にはWin-Winの関係が成り立つのです。ところが今季のシーズンオフにバラエティ番組へ出演してしまうと、『練習をほったらかしにして遊んでいる』と批判される可能性があるのです」(同・スタッフ)

 ニュース番組で真面目にインタビューに応じるのなら、何の問題もない。

 だが、バラエティ番組に真面目な顔で出演するわけにもいかない。多少はハメを外すぐらいのほうが、選手の素顔も伝わってくる。

 もし、バラエティ番組に出演してしまうと、「WBCを前にして緩みすぎ」、「WBCの準備をしなくて大丈夫なのか?」、「テレビに出るぐらいなら練習しろ」という声がSNSやテレビ局に寄せられるという。

「フジテレビの『逃走中』や、TBSの『THE鬼タイジ』といった番組も、普段のオフならプロ野球選手の運動神経がどれほど優れているか、視聴者に知ってもらうよい機会になります。しかし、もし撮影でケガをしてしまい、WBCに出場できなくなると、番組が炎上するのは間違いないでしょう。今の撮影現場は安全を最優先にしていますが、不測の事態が起きないとは言い切れません」(同・スタッフ)

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