初公開「千葉真一」遺産の全容 債権者が明かす「死後“破産”と意外だった借金額」

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 俳優・千葉真一(享年82)が新型コロナウイルスの感染による肺炎で急逝してから早1年4カ月。亡くなった当初から「昭和の銀幕スター」が残した遺産について様々な憶測が流れたが、フタを開けてみれば意外な結果に……。債権者が初めて明かす、千葉真一「遺産」の全貌とは。

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 父親が没して以降、目覚ましい活躍を見せているのが2人の息子だ。

 長男の新田真剣佑(26)は2023年公開の映画「ナイツ・オブ・ザ・ゾディアック(原作は漫画「聖闘士星矢」)」でハリウッド映画初主演を務め、父親と同じく“国際派俳優”への道を歩み始めている。次男の眞栄田郷敦(22)も出演中のドラマ「エルピス-希望、あるいは災い-」(フジテレビ系)での演技が注目を集め、俳優としての評価が急上昇。

 父親の背中を一心に追いかける2人だが、残された遺産にはほとんど関心を示してこなかったと話すのは、千葉の古くからの後援会関係者だ。

「真剣佑と郷敦は千葉さんの死後、早い段階で相続を放棄しました。2人ともすでに自立しており、また遺産には負債も含まれるため、一部で“千葉真一が残した借金は莫大な額にのぼる”などと報道されたことも影響したようです」

 一方で、故・野際陽子との間に生まれた長女の真瀬樹里(47)は「限定承認」を選択。限定承認とは財産と負債の全容が不明な際などに取られる相続法のひとつで、相続で得た財産の範囲内で被相続人(千葉)の債務を弁済。仮に不足分が発生しても相続人に支払い義務はないため、樹里が負債の多寡を気にかける必要はないという。

借金と財産の収支はマイナス1億円

 千葉の遺産のうち「負債」に関しては、債権者として5人が確定。皆、生前に「千葉にお金を貸付けていた」人物といい、うち一人の債権者が取材に初めて口を開いた。

「5人のうち、3人はもともと千葉さんの“タニマチ”のような方々で、それぞれ数百万円の貸付があったそうですが、いまも返済は強く求めていません。私も千葉さんに約1300万円を貸していましたが、有している債権の事実を明らかにしただけで本気で回収しようとは考えていない。債権者のなかで最も貸付の多かった人物の債権額は約1億円で、借金の総額は計1億3000万円程度となります」

 それ以外の負債として、千葉が自身の名義で所有していたレクサスとBMWのローン残債があったというが、自動車販売会社が引き取る形などで帳消しに。

 周囲が心配するほどには「巨額の借金」は残されていなかったことが判明した一方で、肝心の「財産」についても予想に反するものだったという。

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