初公開「千葉真一」遺産の全容 債権者が明かす「死後“破産”と意外だった借金額」

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千葉地裁による「破産」開始決定

「預貯金が2000万~3000万円あったそうですが、千葉県君津市の自宅は千葉さん名義の所有物件でなかったことが判明。高価な美術品や骨董品などといった財産らしい財産もなく、他には千葉さん自筆の絵画や書が10枚ほど遺されていた程度でした。ファンにとっては高い価値を持つかもしれませんが、負債を埋め合わせるに足る額には到底達しそうにありません」(債権者)

 実際、今年に入って千葉が過去の映画撮影時に使用した兜や甲冑など3体を債権者が差押え、関係者を集めてオークションに掛けたものの、落札金額は100万円にしかならなかったという。

 そのため今春、債権者側から千葉の相続財産を「債務者」として、千葉地裁に破産手続きの申立てが行われた。

「6月に債務者が債務超過状態にあると裁判所が認定し、破産手続きの開始決定を受けました。それにより現在、千葉さんの財産は破産管財人の管理下に置かれている状況です。債権者の誰もが全額回収できるとは思っておらず、“それでも構わない”といった雰囲気なのは、千葉さんの人徳というほかない。結局、借りたお金も収入の大半も映画の企画や制作準備などに使われたようで、日本が世界に誇る“アクションスター”である千葉さんにしては非常に慎ましい遺産の内幕でした」(債権者)

 カネも人生も映画に捧げた千葉の「遺志」は、息子たちに受け継がれている。

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