長井秀和が初めて明かす「面会交流が途絶えてしまった息子のこと」「宗教家庭の影響もあった」

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 お笑いタレントとして知られてきた長井秀和氏(52)だが、今は政治家を志しながら「創価学会と戦う人」である。だが、宗教問題だけが彼の主張ではない。「離婚後の共同親権制度導入」も彼の政策の一つ。そこには会えなくなってしまった息子への思いも入り混じっているのである。

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「当事者としての意識はない」

 離婚後の共同親権制度とは、離婚した場合でも父母が共同で子の親権を持つことである。現在の民法は、離婚した場合はどちらか一方の親が親権を持つ単独親権制度。だが、これが原因で別居親と子供の仲が引き裂かれていると、当事者の間では廃止を求める声が多い。

 今月25日に投開票される西東京市議選への出馬を表明している長井氏も、共同親権制度に賛同している。長井氏は2008年に前妻と離婚。当時3歳の息子がいた。はたして、”当事者”としての思いがあるのかーー。

 取材を申し込むと長井氏は了承したものの、メールでこう返してきた。

〈私の政策ではありますが、私は当事者という意識を持っていません〉

 そして、インタビューの冒頭でこう打ち明けた。

「相手がいることもあり、息子についてはこれまで一切語らずに来ました。ただ、共同親権導入を訴えながら、自分の話については逃げるというのもどうかと思いまして……。息子との面会交流は5年くらい前に途絶えてしまっています」

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