「パー券」「居眠り」で早くも窮地の松本剛明・新総務相 触れられたくない過去の“3つの問題”とは

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総務相抜擢の理由

「2009年9月、毎日新聞が民主党議員の政治資金を調査しました。すると複数の議員がキャバクラやニューハーフのショークラブにおける飲食代を『政治活動費』に計上していたことが判明したのです。この中の1人が松本さんで、クラブでの飲食代を2店2件、約34万円を計上していました」(同・記者)

 こうして時系列で整理してみると、年金未納、事務所費、政治活動費と、いわゆる「政治とカネ」のトピックスに分類される不祥事を連発しているのは看過できない。率直に言って“クリーン”な政治家とはほど遠い印象なのだ。ベテランの政治記者が言う。

「岸田さんは別に松本さんが総務相として適任者だから指名したわけではありません。官邸は『統一教会と関係があるか』だけを熱心にチェックしており、『旧民主党の議員なら関係は浅いだろう』と判断したことが大きいのです。彼が『政治とカネ』の問題でこれほど何度も報道されていたことさえ、官邸は把握していない可能性があります」

註:クローズアップ2007:事務所費の不透明処理 安倍政権にまた打撃、危機感薄い官邸(毎日新聞:2007年1月11日)

デイリー新潮編集部

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