オコエ瑠偉に“現役ドラフト”観測 来季年俸「非公表」で楽天と密約説

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楽天とは打ち合わせ済み?

 現役ドラフトは今オフ、初開催となる。選手の「飼い殺し」を防止し、球界を活性化させることを目指す新機軸だ。各球団は2人以上候補者を供出した上で、必ず他球団から1人は獲得しなければならない。一方で指名がないことも起こる。どの選手を現役ドラフトにかけたか公表はせず、厳格に秘密保持が義務付けられている。

「現役ドラフトにかけるということは、その球団では戦力には考えていないと判断したことを意味する。にもかかわらず、次のシーズンもプレーすることになれば本人も周囲もやりづらくなるからだ」(前出の編成担当者)

 その一方で年俸は契約更改で非公表にしたとしても、獲得に際しては重要な判断材料になるため、事前に全球団に通達されることがルール化されている。ならばオコエはなぜ、年俸を非公表としたのか。

「今季年俸は1000万円と言われてきた。来季は(楽天の担当記者が)推定で算出したように850万円程度が妥当な線だが、現役ドラフトにかける代わりに、この水準は維持するなどといった温情のようなものが球団からあったのではないか。ただし、これを公表すると、成績に比べると金額が多いことに違和感を残し、現役ドラフト要員であることを勘付かせてしまう。また指名されず、オコエが現役ドラフト要員であったことが表面化しなかったケースになったとしても、事前に公表し、例えばそれが今季と同水準なら評価は過大となり、残留した楽天で他選手とのバランスを欠くケースなど問題が出てくる。だからオコエの来季年俸は伏せられたのではないか」(同)

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