日本がドイツを撃破の「歴史的大金星」でも「サッカーくじ」の配当が低すぎると話題「絶対ぼろ儲けと思っていたのに」の声も

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大穴を仕留めたはずが

 さて、「2-1で日本が勝利」に賭けていたサッカーファンが嘆く。

「これまでの試合でも結構賭けていて、負けが込んでいたんですよ。そこで日本戦では、日本側の勝利に、かなりぶち込みました。つまり、1-0で勝っても、2-0で勝っても、とにかく日本が勝てば当たるように総流しにしていたんです」

 予想は見事に的中、大穴を仕留めた、はずだったのだが……。

「配当オッズを見てびっくりしました。何しろ6.2倍。優勝候補のドイツ相手に勝つなんて、歴史的快挙で、史上稀に見るジャイアントキリングですよ。少なくとも、100倍はつくと思っていました。私は競馬もやるのですが、単勝6.2倍の馬は、1番人気ではないものの、上位の人気馬ですよ。そんな馬はざらにいます。そんな馬が一着に来ても話題にもならない。感動が、一気に覚めました」

 大穴的中なのに、配当がイマイチだったのは、どういうわけなのか。ギャンブルライターが解説する。

桁違いの口数

「まず、このサッカーくじは、売上の50%が、運営側に持っていかれます。つまり、払戻金は、全員が賭けた総額の半分を分配するということになります。当然、配当額は小さくなりますよね。ちなみに競馬の場合は、売上の25%が運営に取られ、残り75% が配当される仕組みです。これに比べても低いと言わざるを得ないですね」

 それに加えて、

「オッズは運営側が決めるのではなく、くじの売上数に応じて算出される方式を採用しています。他国同士の試合ならいざ知らず、日本戦の初戦で、さらに日本でのみ販売しているくじですから、日本への応援の意味を込めて、勝ち目は薄いと感じながらも、日本勝利に賭けた人が多かったのではないでしょうか。実際、他国同士の当たり口数が数千単位なのに対し、今回のドイツ戦の当たり口数は約5万8000と、桁違いでした。なので6.2 倍というのも仕方ないのかもしれません。とはいえ全体で見ると、ドイツ勝ちの方がオッズは低かったですが」

 ちなみに、優勝国を予想するくじも売られており(11月25日で締切られた)、日本は17.8倍のオッズ。ドイツ戦勝利でだいぶ下がったと見られる。いずれも新しいワールドカップの楽しみ方ではあるが、オッズにはくれぐれもご注意を。

デイリー新潮編集部

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