新宿・歌舞伎町で20代の「立ちんぼ女子」が“増殖中” 中年男性との「交渉バトル」を実況中継

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妥協しない男たち

 女性以上に驚かされたのは、獲物を狙うようなギラついた視線を送りながらうろついている男性たちである。3~40人くらいはいたのではないか。年齢はまちまちで、20代の若者から上は60代くらいまで。40~50代のサラリーマン風の男性が多い。

 彼らは回遊魚のように一帯をぐるぐると歩き、これだと思った女性に“突撃”していくのだ。素知らぬふりをして近づき、耳をそばだてた。

「いま何歳?」
「20歳です。大学生です」
「これでどう?」
「うーん……」

 意外だったのは不成立の方が多いこと。5分も話し込んだくせに踵を返す男性もいる。一人目がダメなら次へ、またその次へ……。妥協しない男性が多いのだ。じっとガードレールに腰掛け、“ライバル”の動きを見終えてからやおら腰を上げる遊び人風の若者も。

「相場は30分1万円、1時間で1万5000円~2万円。交渉の場では金額ばかりでなく、ホテル内でどういうプレイが可能か細かく確認する男性も多いです。未成年の女性も一部混じっており、捕まるリスクを恐れてホテルに入る前に免許証の提示を求める男性もいます」(前出・事情通)

ロシア系女子も負けずに“奮闘”

 しばらく見ていると、交渉成立の場にもいくつか立ち会えた。話し終えると急に仲良く歩き始め、近くの安ホテルへ消えていく男女。何も知らずにすれ違えば、普通のカップルにしか見えない。

 一方、旧来型の立ちんぼたちも負けてはいない。病院とホテル街の間の通りに、2~3人のロシア系美女が立っているが、あからさまに流し目を使ってくる。目が合った途端、いきなりコートを開けてセクシーな胸元を見せつけてくる女性もいた。だが、日本人女性の方が人気で、苦戦を強いられているようだった。

 こんな客の取り合いが終電近くまであちこちで繰り広げられているのである。しかし、なぜ危険を冒してまで、立ちんぼをする女性が増えたのだろうか。

「店に所属すれば中抜きされてしまいますが、全額自分の稼ぎに出来るリターンの大きさが一番の理由。自分のペースで働けるメリットもある。担当ホストの売掛を払うために働いている女性も多く、月末になると立ち出す女の子が増える傾向がある。コロナ禍で生活が苦しくなり、風俗嬢になる決心が立たないままやむなく街角に立ち始めた女性も一部にいるようです。警察も見回りを強化していますが、ナンパされて意気投合した体を取っているのでなかなか手出し出来ないのです」(同)

 2年くらい前に「コロナ明けたら、可愛い人が短期間ですけれども、お嬢やります」と発言して大炎上したお笑い芸人がいたが、まさしく彼の“予言”通りの現象が起きている。

ジャーナリスト・墨田龍一

デイリー新潮編集部

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