葉梨法務大臣に続くか 燻り続ける「高木毅」国会対策委員長の更迭説

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 岸田政権が大きく揺らいでいる。11月11日、岸田総理は、政治資金パーティーで「死刑のはんこを押すだけの地味な役職」などと発言した葉梨康弘法務大臣を、更迭する意向を固めた。統一教会との関係が明らかになった山際経済再生相に続き、2人目の閣僚交代となり、政権運営を不安視する声が高まっている。一方、「辞めるべき」との声が絶えないのが、国会運営のキーパーソンである、自民党の高木毅国対委員長(66)だ。

 政治部デスクが言う。

「国会対策委員長の一番の仕事は、野党と協議し、円滑に国会運営を進めることですが、高木さんはとにかく、まず基本的に野党からの電話に出ないことで有名。立憲民主党の国対委員長である安住淳氏が何度かけても、電話にも出ないし、折り返しもしないとのことでした」

 11月8日には、旧統一教会被害者の救済法案について協議するため、野党側が国対委員長会談を申し込んだものの、高木氏はこれを「1分も時間がない」と拒否。

「これに怒った安住さんは、今後、日程協議に応じない姿勢を示しましたが、9日になって松野官房長官が謝罪したことで、一応の手打ちとなりました。が、もちろん高木氏への不信感は消えず、今後の日程協議は、松野さんと行うことになると示唆したのです」

 与党の国会対策委員長が野党から相手にされず、見放され、あろうことか官房長官に尻拭いをさせるという、前代未聞の事態となっているのだ。

 自民党幹部が呆れる。

「国対委員長に就いてから1年が経つというのに、全く成長できていないどころか、前よりひどくなっている。自分のやるべきことが見えていないとしか思えない」

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