キムタク登場「ぎふ信長まつり」はチケットなしの方がよく見えた? 観覧席当選まではラッキーだったのに
「チケットなしの方がよく見えるのでは」
もちろん、身長に配慮して席を割り振るなどは現実的ではないだろう。
しかし、“敗者”だったはずの「チケットはずれ組」の方からは意外な喜びの声が聞こえてきた。
というのも、当初、沿道での観覧は禁じられていたのだが、市側が「臨機応変に対応した」(「信長まつり」事務局)ため、自由に動き回って閲覧することが可能になったのだ。つまり目の前に身長が高い人がいるなどの障壁があった場合、自分で視界が開けたところを探して動くことができたわけである。
そのため「観覧席」にいる見物客からは、
「チケットなしの方がよく見えるのでは」と不満の声が続出したのだ。
とはいえ、大群衆といえばソウル・梨泰院で痛ましい事故が起きたばかり。仮に観衆がみな自由に動けたら、どういう事態になったかはわからない。
幸い、警察がDJポリスを配置するなど500人態勢で警備にあたったこともあり、「信長まつり」は無事に幕を閉じることができた。
よく見えなかった方も、その場でキムタクと同じ空気を吸えたとでも思って納得するしかないというところだろうか。
ちなみに、来年の「信長まつり」には、キムタクが現れる予定はない。
岐阜市民は来年のいま頃、今回の争奪戦を懐かしく思い出すことだろう。比較されること必至である次の信長公役にはなかなかのプレッシャーがかかるかもしれない。
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