男子ゴルフに「タイガ」という名前の選手が17人も! タイガー・ウッズにちなんで命名…「ジュニア大会はタイガだらけ」

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 蝉川泰果――ゴルファー日本一を決める「日本オープン」で95年ぶりにアマチュア優勝を果たした21歳。

 泰果の読みは「タイガ」。タイガー・ウッズにちなんでいるそう。

 一見、インパクトある珍しい名前だが、国内男子ツアーを管轄する日本ゴルフツアー機構によると、「タイガ」と読む名前を持つ登録ゴルファーは、本家ウッズを除いても17人に及ぶ。

 たとえば、昨年の関西学生選手権で優勝してプロ入りした岩田大河(23)は、ウッズが史上最年少でマスターズを制した2年後の1999年4月に生まれた。名前の由来はもちろんウッズである。岩田と同学年で同じく昨秋プロになった杉原大河(23)は、幼稚園の頃、来日したウッズの試合を観戦したことがあるという。

頭角を現す「タイガ」たち

 冒頭に紹介した蝉川が生まれたのは、ウッズが全米と全英で初優勝し、さらに全米プロを連覇した直後の2001年1月のことだ。蝉川より後の世代では、お先にプロ転向した長野泰雅(19)が03年生まれ。今季既に賞金2800万円を獲得し、来季シード入りが有力視されるホープだ。

 その長野が生まれた03年時点でウッズのメジャー勝ち星は8勝。その後、彼のプレーは円熟味を増し、さらに7つの勝ち星を重ねていく。それを考えると、ウッズの活躍に感化されたゴルフ愛好家たちが名付けた「タイガ」という名のゴルファーはこれからも続々と登場しそうだ。

「まさしくジュニアの大会は“雨後のタケノコ”ならぬ、“ウッズ後のタイガ”状態。21年関西中学校選手権優勝の進藤太雅君(16)ら、いろんな漢字の“タイガ”君が頭角を現しています」(ゴルフライター)

 今はウッズにちなんで命名する親は少ないだろうが、いずれ蝉川らにちなんで“タイガ”と命名……なんてことになるかも。

週刊新潮 2022年11月3日号掲載

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