30年前を思い出す? 旧統一協会の勅使河原氏に被害者の橋田達夫さんが言いたいこと

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日本人を不幸にする宗教団体

 橋田氏はこれまで、元妻の献金により約1億円の被害を受けたとメディで主張してきた。その中には、先祖代々の田んぼに悪霊がいるからと言われ売却した土地代も含まれる。だが、元妻はVTRで、それは亡くなった長男の勧めがあって行ったものだと反論した。

橋田氏:信者でもない長男がそんなことを言うわけがありません。私は長男に聞いて確認しています。彼らは死んだ人間にまで責任を被せようとしているんです。

 元妻は、橋田氏が酒を飲むとケンカになったと主張した。

橋田氏:私は聖人ではありません。普通の人間ですからね、酒を飲んでケンカになったこともある。それは認めますよ、申し訳ない。でもね、なぜそんなことを会見で言われなくてはいけないのですか。マインドコントロールのなせる技かもしれませんね。私は今回、彼女の顔を見たとき、自分の元妻とは分からなかったほどでしたから。

 会見で勅使河原氏はたびたび、記者たちの質問に「逆にお尋ねしたいが……」と発言した。答えたくない質問に対し、この手法を使っていた。もっとも今回は、記者から「質問に答えてからにしてください!」とたしなめられるシーンもあった。

橋田氏:勅使河原氏は自信アリアリかと思えば、手が震えているようにも見えました。追い込まれているのだと思います。彼らは自殺した私の長男や安倍晋三元首相を銃殺した容疑者などの2世信者問題に対し、教団にいる2世信者を教区長に昇格させると発表しました。会見場にぞろぞろと2世信者を登場させる異様なシーンは、パフォーマンスにしか思えません。教団内では2世信者の処遇はちゃんとしていると言いたいのかもしれません。でも、信者として教団に残る彼らに、2世信者としての苦しみなど分からないでしょうし、私には教団幹部が2世信者を盾に使っているようにしか思えません。かえって、彼らの感覚の異常さが浮き彫りになっています。

 そしてこう訴えるのだ。

橋田氏:教団は日本人からお金を搾り取って韓国に送金している。私も倉庫で暮らしているように、生活できない状態に追い込まれている人も少なくありません。年金まで取られたお年寄りだっています。日本人を不幸せにする宗教団体が、なぜ日本になくてはならないのでしょう。

デイリー新潮編集部

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